名古屋がとうとう今季初得点&初白星! 大サポーター駆けつけた敵地で柏を撃破、セットプレーから2発に守備でも零封【明治安田J1第4節】

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16日、明治安田J1リーグ第4節の柏レイソルvs名古屋グランパスが三協フロンテア柏スタジアムで行われ、0-2で勝利した名古屋が今季初白星だ。

柏は昨季1年を通じて厳しい残留争いを強いられるも、今季は開幕3試合で2勝1分け、第2節は昨季王者ヴィッセル神戸を敵地で撃破と、順調な滑り出し。手堅くも確実に勝ち点を積み上げる。

対する名古屋は悪夢の開幕3試合。20チーム中唯一の3連敗&ノーゴール…長谷川健太監督体制最大の特徴である「堅守」も、ゴールを奪えず循環が悪いなかでは存在し得ないものだ。

このように対照的な滑り出しとなった両チームが柏ホームで激突したなか、先制点はアウェイ名古屋。18分、森島司が右からFKを入れると、柏MF高嶺朋樹の曖昧な守備対応の間にボールをかっさらった永井謙佑がネットを揺らした。

ようやく、ようやく、今季初ゴールが生まれ、歓喜に包まれる名古屋陣営。

追いかける立場となった柏は36分、左サイドを独走したマテウス・サヴィオがカットインし、ボックス右まで駆け上がった関根大輝へラストパス…関根がダイレクトで放った渾身の右足シュートはクロスバーを直撃した。

さらに39分、ショートコーナーから柔らかいクロスが上がると、ファーで待ち構えた犬飼智也がヘディングシュート。今度は反対サイドのポストを直撃…決定機を活かせなかった。

万全の状態ではないエース、キャスパー・ユンカーをべンチにスタンバイさせながら1点をリードする名古屋。ゴール裏を埋め尽くすほど敵地まで詰めかけたサポーターの大声援に後押しされ、後半も一進一退の状況下で時計の針を進めていく。

そんななか、62分に大きな大きな追加点。山中の左CKをニアで永井が逸らすと、三國ケネディエブスを経由して、ハ・チャンレの足元へ。今季韓国からやってきた新戦力DFが豪快に蹴り込んだ。

らしさ全開、セットプレーから2得点の名古屋。守備では時折危ないシーンを迎えるが、ハ・チャンレを真ん中に据えてリニューアルされた最終ライン3枚、そしてGKランゲラックを中心に、なんとか凌いでいく。柏を完封さえできれば、その試合内容を問わず自信を掴めるはずだ。

試合も終盤に差し掛かる74分、2点を追う柏は神戸戦決勝点のジョーカー木下康介らを投入し勝負。

そんななかでも柏の本拠地・三協フロンテアに響き渡る名古屋サポーターの大声援。86分、守護神ランゲラックはボックス手前からのマテウス・サヴィオの渾身ミドルをがっちりキャッチ。

結局、敵地で今季チーム初得点を含む2ゴールをもぎ取った名古屋が今季初白星。春の日本列島に美しい夕陽が降り注いだなか、嬉しい嬉しい、本当に嬉しい勝ち点「3」を掴み取った。

柏は今季初黒星。ここまで手堅くも確実に勝ち点を積み上げたきたなか、この敗戦は痛い。

柏レイソル 0-2 名古屋グランパス
【名古屋】
永井謙佑(前18)
ハ・チャンレ(後17)

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