ブルーインパルスが北陸新幹線の開業祝い福井の空舞う ハートや不死鳥演目、地元出身の空佐に拍手も

ブルーインパルスがハートを描く中、福井駅を出発する北陸新幹線(手前)=3月16日、福井県福井市日之出1丁目から撮影

 航空自衛隊のアクロバット飛行チーム「ブルーインパルス」が3月16日、北陸新幹線福井県内4駅上空で祝賀飛行を行い、福井駅上空では福井や北陸に思いを寄せた演目を披露した。新幹線にちなんだ隊形や幸福度日本一を表すハート、災害復興を願ったフェニックス(不死鳥)などを青空に描き、多くの県民が見上げた。

 6機が小松基地を離陸し敦賀駅でUターン後、福井駅上空では15分間にわたり飛行。新幹線をイメージし直線に並んで飛ぶ「トレール・ローパス」や直径1.5キロの「さくら」、5機が広がり朝日を描く「レベルサンライズ」など6演目で新幹線延伸を祝福した。

 福井市の幸橋付近の足羽川河川敷は、県内外の観客で埋まった。5番機の後席に同県坂井市出身の青木明徳3等空佐が搭乗しているとアナウンスされると、大きな拍手と歓声が起きた。

 家族で訪れた福井市の小学1年の女の子(7)は「演目を見たのは初めてでかっこよかった。ハートを描いたのが面白かった」と目を輝かせた。

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