マカオ警察総局金融情報弁公室が金融業界及び学校向けに反マネロン対策セミナー開催

マカオ警察総局金融情報弁公室が銀行業界向けに開催したセミナーの様子(写真:マカオ警察総局)

 資金洗浄(マネーロンダリング)やテロ資金供与の抑止及び取り締まりを担うマカオ警察総局金融情報弁公室は3月15日、マカオの11の銀行を対象としたセミナーを1月23日と3月6日の2回にわたって開催し、銀行の上級管理職員ら約210人が参加したと発表。

 セミナーでは、金融情報弁公室の最新の職能、資金洗浄やテロ資金供与の抑止と取り締まりに関する最新の法律法規、国際的な趨勢及び実例などが紹介され、銀行員に疑わしい取引をどのように識別、通報するかの理解を深める内容だったという。

マカオ警察総局金融情報弁公室が青少年向けに開催した授業形式のキャンペーンの様子(写真:マカオ警察総局)

 このほか、青少年に対する教育も重視しているとし、その一環として3月14日に中学校でマネーロンダリング及びテロ資金供与の抑止に関する授業形式のキャンペーンを実施し、約120人の生徒と教員が参加したとのこと。

 今後もマカオ各界及び広く公衆の金融犯罪に対する意識向上につながるさまざまなトレーニング等を行っていくとした。

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