名古屋、待望の今季初勝利で連敗脱出! セットプレーからの2発で柏を撃破

2024明治安田J1リーグ第4節が16日に行われ、柏レイソルと名古屋グランパスが対戦した。

ここまで3試合を消化したJ1で2勝1分を記録し、得失点などの影響もあり3位につけている柏。残留争いを経験した昨シーズンから一転し、今シーズンは開幕から好調を維持しており、先にキックオフを迎えた広島と町田の結果次第で首位に浮上するチャンスが訪れている。対する名古屋はここまで3連敗を喫して最下位。アウェイに駆けつけたサポーターと今季初白星を狙う。

試合は、18分にアウェイの名古屋がスコアを動かす。右サイドでフリーキックを獲得し、キッカーを務めた森島司がゴール前へとクロスを蹴り入れる。ハ・チャンレがヘディングで競り勝ったボールを、柏の高嶺朋樹が判断ミス。外側からボールを奪った永井謙佑がネットを揺らし、名古屋が先制に成功した。

リードを許した柏も反撃開始。36分に左サイドを抜け出したマテウス・サヴィオが、バイタルエリアでのカットインから逆サイドにグランダーのパスを供給。走り込んできた関根大輝がダイレクトでシュートを放つが、強烈な一撃はポストに弾かれてしまった。

さらに直後の39分にも、左サイド深くで得たフリーキックからマテウス・サヴィオが直接ゴールを狙ったものの、名古屋のGKミッチェル・ランゲラックがビッグセーブ。39分には白井永地のクロスに犬飼智也が頭で飛び込むが、またもボールはポストに防がれてしまう。

1点リードで後半を迎えた名古屋は、62分に貴重な追加点を獲得する。左サイドでコーナーキックを奪うと、キッカーを務めた山中亮輔がニアサイドに鋭いクロスを蹴り入れる。永井が頭で背後に逸らし、三國ケネディエブスのヘディングはDFに防がれたものの、こぼれ球の先に待ち受けていたハ・チャンレが倒れ込みながらゴールを決め、名古屋がリードを2点に広げた。

結局、試合はそのまま2-0で終了。柏が今シーズン初黒星を喫した一方、名古屋は待望の今季初白星を挙げた。次節は30日に行われ、柏はアウェイでアルビレックス新潟と対戦。名古屋はホームで横浜F・マリノスと対戦する。

【スコア】
柏レイソル 0-2 名古屋グランパス

【得点者】
0-1 18分 永井謙佑(名古屋)
0-2 62分 ハ・チャンレ(名古屋)

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