第38回倉敷音楽祭(倉敷市、市文化振興財団主催)の市民参加公演「町並みコンサート」が16日、倉敷市美観地区一帯で始まった。17日と音楽祭最終日の20日を合わせた3日間、計79組約630人が歌や演奏、民俗芸能など多彩な演目を披露する。
倉敷川の水上ステージ、倉敷物語館、市芸文館アイシアターの3カ所で行われ、水上ステージは船穂町地区の子どもたちでつくる「ふなおフレンズハーモニーつくしんぼ」のコーラスとミュージックベルで幕開け。元気いっぱいの歌声と演奏が白壁の町に響き、観光客らが聞き入った。
出演した倉敷市立船穂小6年萩原里菜さん(12)は「たくさんの人の前で歌うことができて心地いい」と満足そうに話した。
倉敷物語館では、ギターやオカリナなどが奏でられ、奈良県から日帰りで訪れた夫妻は「いい音楽が聴け、この後の散策も楽しめそう」と笑顔だった。
音楽祭は新市発足20周年を記念し、1987年にスタートした。