ロシア西部に砲撃など相次ぐ オデッサ攻撃、死者20人超に

16日、ロシア西部ベルゴロドで破壊された車。地元当局はウクライナのミサイル攻撃によるとしている(グラトコフ・同州知事のテレグラムより・ロイター=共同)

 ウクライナ国境のロシア西部には16日も無人機や長距離砲による攻撃が相次ぎ、ベルゴロド州のグラトコフ知事によると砲撃で市民2人が死亡、3人が負傷した。南部サマラ州シズラニでは製油所が炎上、アザロフ州知事は無人機攻撃を受けたと表明した。タス通信などが伝えた。

 ロシアでは今月17日開票の大統領選の投票が続いている。プーチン大統領は15日の安全保障会議で、選挙の妨害を狙うウクライナ側が攻撃を激化させていると述べ報復を警告した。ロシア軍は同日、ウクライナ南部オデッサをミサイル攻撃。ウクライナ当局によると少なくとも21人が死亡し、70人以上が負傷した。

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