女性客も利用しやすい/広島に牛丼テイクアウト専門店

大手牛丼チェーン・吉野家のテイクアウト専門店が中国地方に初めて誕生しました。従来のお店でもテイクアウトはできるんですが、テイクアウト・デリバリーに特化した専門店は初出店ということで、街の人に牛丼にまつわるこんな話を聞いてみました。

日本人にとって国民食と言っても過言ではないほど定着している牛丼。財布に優しくサラリーマンの心強い味方ではありますが、一方、女性に牛丼店のイメージを聞いてみると…。

女性「仕事の帰りとかに。安いし、すぐ食べれるし」
主婦「子どもを中心になっちゃうので、一緒にはよく行きま」
女性「牛丼店は一人では利用したことないです。やっぱりちょっと行きにくいなって」
女性(一人で行ったこと)ないです。周りの目が気になったり、知り合いに会った時にたまたま一人だったら、”ア”ってなる…」

家族や友人と利用することはあっても、女性一人では、「やっぱり入りづらい」と回答する人が多く、データによると「牛丼店に一人で食事するのに勇気が必要」と答えた割合が、男女比率で開きがあります。

しかし、そんな抵抗感を解消してくれるかもしれないお店が、先月、宇品エリアに誕生。テイクアウト・デリバリーに特化した吉野家・宇品御幸店です。

西日本吉野屋 エリアマネージャー 奈良﨑達也さん
「吉野家はこの宇品地区には店舗がございません。あと、宇品地区には住宅が大変密集しておりますので、出店を決めました」

店内にはイートインスペースはありません。注文用のタッチパネルとレジがあるシンプルな作りですが、メニューは既存店舗と変わりなく、牛丼の種類も豊富。人気のから揚げや豚丼、セットメニューまで選べる充実ぶりです。そんな新スタイルの吉野家に利用者はー

利用客の男性
「職場に近いので、一人暮らしということもあって、たくさん利用させていただいております」
利用客の男性(どのメニューを頼まれた?)うな丼のセット。自宅で一杯飲みながら食べられるし夜でも。近くに出来てうれしいですね」

利用客の多くはやっぱり男性?かと思いきや取材を続けていると女性客の姿も。その来店理由とは?

利用客の女性
「今日はクーポンがあったんで、来てみたいなと思っていたので来店しました」
利用客の女性「ご飯作るのがちょっとしんどくなったので。便利です。ちょっとしんどいなと思った時は利用すると思います」

大型スーパーが隣接している立地もあってか、主婦の利用が目立ち、従来の店舗とは客層に変化が。

西日本吉野屋 エリアマネージャー奈良﨑達也さん
「過去は吉野家と言えば、ほぼほぼ9割方男性の方だったんですが、特にデリバリー専門店ですともう半分以上のお客様が女性の方になっております」

ダブレットで注文しやすく、コンビニ感覚で気軽に利用できるようなり、女性客からも好評。実際に、牛丼店に一人では入りづらいと答えた街の人も。

女性
「(吉野家テイクアウト専門店)初めて知りました。テイクアウトなら行きたい、行きやすい。
女性
「利用はまだないんですけど、今度仕事帰りに買って帰ろうかなって思ってます」
女性
「今までなかったなと思うスタイルなんで使ってみたいなって思ってます」

西日本吉野屋 エリアマネージャー奈良崎達也さん
「気軽に使えるということで非常に好評いただいております。今後は特に広島市中心部でデリバリー専門店を複数店舗出店していく計画になっております」

「うまい、早い、安イ」でおなじみの吉野家に、今後は「つかいやすい」という新しいワードが誕生しそうです。

(スタジオ)
電停の近くでもありますし、気軽に立ち寄れそうですね。吉野家でもテイクアウト需要がかなり多くなっいて、店舗の来店客のおよそ4割がテイクアウトという状況。全国に38店舗あるテイクアウト・デリバリー専門店を来年以降には150軒以上に増やし新たな客層を獲得するということです。

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