坂本花織は「優勝候補本命」宇野昌磨は「マリニンらの挑戦を受ける」――五輪公式が世界フィギュアスケート選手権を展望

現地3月15日、五輪公式サイト『Olympics.com』は、現地21日からカナダ・モントリオールにて開催される世界フィギュアスケート選手権のプレビュー記事を配信。本大会で3連覇を狙う女子シングルの坂本花織(シスメックス)、男子シングルの宇野昌磨(トヨタ自動車)ら注目スケーターの見どころをまとめている。

まず今季ここまで女子フィギュア界を牽引しているのが、国際大会全勝の坂本だ。グランプリ(GP)シリーズ第2戦のカナダ大会、第5戦のフィンランド大会を連勝すると、GPファイナルでは、念願の初制覇を達成。さらに全日本選手権で3年連続4度目の優勝を果たしており、今回の記事内でも「優勝候補本命」として取り上げられた。

なお今回、「サカモトにとって最大の挑戦者」として注目されているのは、GPシリーズ第1戦のアメリカ大会、欧州選手権を制し、GPファイナル総合2位に食い込んだルナ・ヘンドリックス(ベルギー)。その他には、キム・チェヨン(韓国)、千葉百音、吉田陽菜(ともに木下アカデミー)の3人が「今季好調」と紹介されている。
一方で世界王者の宇野は今季、第4戦の中国大会、第6戦の日本大会、そしてGPファイナルで総合2位。その後、全日本選手権で連覇を飾ったが、記事内では、「イリア・マリニン(米国)、鍵山優真(オリエンタルバイオ・中京大)、アダム・シャオイムファ(フランス)の挑戦を受ける」と記されており、男子の上位勢は混戦模様だ。

また、「このトップ4に割って入ろうというのは難しい」とも続けられているが、三浦佳生(オリエンタルバイオ・目黒日大高)、ジェイソン・ブラウン(米国)、チャ・ジュンファン(韓国)の3選手に関しては、「その有力候補」との記述。はたして来週に迫った本大会ではどんな戦いが繰り広げられるか。男女ともに目が離せない。

構成●THE DIGEST編集部

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