渋谷騒然!村西とおる監督が街頭に立つ AV新法改正求める署名活動協力訴え ナイス党以来約35年ぶり演説

Netflix(ネットフリックス)の人気ドラマシリーズ「全裸監督」のモデルになったAV監督の村西とおる氏(75)が16日、街宣車で都内各所を回り「AV新法改正はナイスですね!」と、AV出演被害防止・救済法(AV新法)改正を求める署名活動への協力を訴えた。

AV新法をめぐっては、2022年6月の施行から2年を迎える24年6月に見直される。同法を女優、男優やスタッフが働きやすいよう改正を訴える「AV産業の適正化を考える会」が、全国で署名活動やデモ活動を行っている。

同会の活動に賛同した村西氏は、東京・渋谷駅前で街頭演説。白いスーツに「ナイスですね!」と書かれたTシャツを着た〝全裸監督〟が「お待たせをいたしました。お待たせしすぎたかもしれません」と声を上げると、土曜昼下がりの渋谷の情緒が一気に不安定になった。

スクランブル交差点では、車上から「アダルトビデオの灯を消すな!みなさんのご声援をいただきたい」と絶叫すると、騒然に。通行人から「村西監督~!」と声援が飛ぶと、村西氏は「極太親父!」「アナコンダ!」と、不適切にもほどがあるレスポンスを繰り返した。

村西氏は1988年(昭和63)、翌年7月の参院選出馬を宣言。88年9月に「全日本ナイス党」を結成したが、直後に16歳の少女をアダルトビデオに出演させていたとして児童福祉法違反の疑いで逮捕されたことがある。

街頭演説に立つのは、ナイス党以来約35年ぶりだといい「1回やったんですけど、その時1週間くらいで捕まっちゃった。誰かが警察に電話したんだろうね。捕まっちゃったのよ。それから街頭演説はずーっと…」と苦笑していた。

(よろず~ニュース・杉田 康人)

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