元気に育って帰ってきてね 一関でサケの稚魚放流

大きく成長して帰ってくることを願い、サケの稚魚を川に放つ参加者=16日、一関市狐禅寺

 16日の県南地方は、高気圧に覆われた影響で晴れや曇りの所が多く、最高気温は一関と江刺で11・7度、花巻が11・2度、北上は10・6度(いずれも盛岡地方気象台調べ)と暖かな一日となった。

 一関市狐禅寺の滝沢川では、地元のKMY(狐禅寺・みんなして・やっぺし)プロジェクト実行委員会によるサケの稚魚放流が行われた。

 環境保全意識の高揚と地域への愛着の醸成を狙いとし、未就学児と小学生合わせて約40人と保護者が参加した。

 稚魚は、狐禅寺市民センターで卵からふ化させ飼育した約300匹と、市内の砂鉄川鮭鱒(さけます)増殖協会から提供された約5000匹で、体長はいずれも7~8センチほど。

 子どもたちはバケツに入った稚魚を順番に川に放ち、水の中を生き生きと泳ぐ姿を夢中になって眺めていた。

© 岩手日日新聞社