川崎重工、自社開発のデブリ捕獲システム超小型実証衛星「DRUMS」軌道上技術実証に成功

DRUMS(Debris Removal Unprecedented Micro Satellite)は、宇宙航空研究開発機構(JAXA)の革新的衛星技術実証2号機の実証テーマとして2021年11月9日にイプシロンロケット5号機により打ち上げられ、高度560kmの太陽同期軌道に投入された人工衛星だ。

本技術実証では、2023年12月26日に仮想デブリを軌道上に放ち、DRUMSが自律的に追尾・接近、捕獲機構を伸展するまでの一連の実証を実施したことで、衛星がデブリに接近して捕獲する技術の見通しを得ることが出来たという。

DRUMSの搭載カメラによる撮影画像
デブリ捕獲システム超小型実証衛星「DRUMS」

今後、本技術実証で得られた成果を活かして、スペースデブリ除去を含む軌道上サービスの実現を目指し、持続可能な宇宙開発・利用に貢献していくとしている。

技術実証中の衛星管制室の様子

▶︎川崎重工

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