海外で逃亡犯条例の改正反対を広告

壱伝媒集団の創業者である黎智英(ジミー・ライ)氏の外国勢力との共謀に関する裁判は3月14日、45日目を迎えた。15日付香港各紙によると、「共犯証人」で「逃亡香港人12人」の1人、「香港故事」メンバーの李宇軒氏が出廷した。 李氏は、黎氏が所有する会社LAISホテル・プロパティーズが、米紙『ワシントン・ポスト』の「G20世界新聞計画」の広告費立て替えを支援したことを確認。民主派政党の香港衆志も日本の『朝日新聞』と『ポリティコ・ユーロ』に広告を掲載することをサポートしており、広告費の請求書は香港衆志あてとなっていた。李氏は香港衆志の元メンバーである周庭氏が「日本語を話せるのは彼女だけだと思う」という理由で『朝日新聞』への連絡を担当したと推定している。李氏はまた、陳梓華氏が台湾の『りんご日報』の広告費立て替えに協力すると述べたことを明らかにした。

李氏は「G20世界新聞計画」のクラウドファンディング収入が総額約673万ドルであることを認め、各種プラットフォームの手数料を差し引いた615万8000ドルが李氏の名義のスタンダードチャータード銀行口座に送金されたと明かした。カナダのメリディアン・クレジット・ユニオンが発行した請求書によると、LAISホテル・プロパティーズが『ワシントン・ポスト』の広告費として総額8万5000米ドルを支払ったことが示されている。 LAIS ホテル・プロパティーズは、黎氏とその補佐のマーク・サイモン氏が所有・管理するカナダの会社である。

© HKP