ウズベクの家庭料理を避難者に 七尾で大使館が振る舞う

家庭料理「プロフ」の炊き出しを受け取る避難者=七尾市矢田郷地区コミュニティセンター

 在日ウズベキスタン大使館は16日、避難所となっている七尾市矢田郷地区コミュニティセンターで同国の家庭料理「プロフ」を振る舞い、被災者が異国の味に笑顔を見せた。

 大使館の職員や野々市市のNPO法人「YOU-I(ユーアイ)」の約20人が訪れ、準備した。プロフは米に肉やニンジン、タマネギを加えて炊き込んだ料理で、結婚式や儀式の際に食べられる。ウズベキスタン産の米を使用した。センター内では、伝統の音楽や踊りも披露された。

 古府町の村山秀子さん(78)は「今まで日本の米しか食べたことがなかったけど、おいしかった」と感謝した。ムクシンクジャ・アブドゥラフモノフ大使は「少しでも笑顔になってくれればうれしい」と話した。

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