〈ツエーゲン金沢・J3〉4戦目お待たせ1勝 嶋田と加藤ゴール、無失点

1点目を決めて喜ぶ金沢の嶋田(左)=いちご宮崎新富サッカー場

 2024明治安田J3(16日・宮崎県いちご宮崎新富サッカー場)開幕から3連敗中だったツエーゲン金沢はテゲバジャーロ宮崎と対戦し、MF嶋田慎太郎とFW加藤大樹のゴールを守り切り、2-0で初勝利を挙げた。GK上田樹(内灘町出身)が今季初の無失点に抑えた。順位は最下位の20位から一気に暫定13位に浮上した。

  ●小島躍動2アシスト

 先制ゴールは前半15分、嶋田の左足から生まれた。DF小島雅也が頭で落としたボールに追いつき、相手2選手をかわし、ゴール左に狙い澄ました。2点目は後半7分。小島が相手のパスを奪って右サイドを駆け上がり、冷静にゴール前へパス。これを加藤が体勢を崩しながら左足でネットを揺らした。

 ゴール後、選手たちは鮮やかに2アシストを決めた小島に飛びついて祝福。リーグ戦の勝利は昨年8月6日のJ2・甲府戦(2-0)以来、223日ぶりとなった。試合後は金沢から駆けつけたサポーターも久しぶりの勝利に歓喜した。

 「率直にすごくうれしい。やっと1勝できてほっとしています」と嶋田。次戦は20日午後2時から富山県総合運動公園陸上競技場でカターレ富山と対戦予定で「北陸ダービーで負けられないと分かっている。ここから上がっていくだけ」と気を引き締めた。

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