「僕はもっと決まりごとがあってもいいと思う」アジア杯で問題噴出の日本代表、主将の遠藤航が語った課題「最終的に決めるのは監督。ずっと選手たちに言っている」

リバプールに所属する日本代表MFの遠藤航がABEMAで3月16日に公開された「遠藤航 挑戦者からの逆転劇」で、浦和レッズ時代のチームメイトである槙野智章氏と対談。クラブや主将を務める森保ジャパンについて語っている。

先のアジアカップで「史上最強」と謳われた日本代表は、優勝候補の筆頭に挙げられていた。しかし、グループステージでイラクに1-2と敗れて首位通過を逃すと、準々決勝でイランに1-2で敗戦。まさかのベスト8敗退となった。

今後、日本代表が目ざしていくサッカーについて、遠藤は「僕的には(相手のボールの)もっと出所にプレッシャーに行きたいというイメージを持っている」と話す。

「前回のワールドカップが終わった後に、より主体的なサッカーをしたいという話を選手はしていて、アジアカップを経て、より主体的なサッカーを考えていかなきゃいけないきっかけになった」

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その主体的なサッカ―をするために必要なチーム作りについては、「とにかく自分の意見をはっきり周りの選手や監督・スタッフに言いたいことは言わなきゃいかない。チームを良くするために。それをやってきて、今はいろんなオプションを持って、アジアカップまではそれをトライしていく時期だった」と説明。こう言葉を続けている。

「ただ、結果が出なかったので、もっとやり方を絞ってこういうサッカーをやるほうがいいとか、もうちょっと決まりごとがある方がいいとか(という意見がある)。たしかに、僕はもっと決まりごとがあってもいいと思うので、そこは改善していきたい」

敗れたイラン後には、遠藤とダブルボランチを組む守田英正が、「もっと外(ベンチ)からこうした方がいいとか、チームとして徹底しようとかが欲しい」と発言し、反響を呼んだ。

槙野氏が「最後の決断で、森保(一監督)さんも含めてスタッフから掲示があれば、より選手たちもプレーしやすいということ?」と問うと、こう返している。

「そうですね。最終的に決めるのは監督というのは、僕はずっと選手たちに言っている。意見を言うのはいいと。ただ最終的に決めるのは監督なんで、監督がこうと決めたら、チーム全体としてその試合に挑もうよという話はしている」

3月21日、26日には2026年北中米ワールドカップ・アジア二次予選の北朝鮮が控えている。不本意な結果に終わったアジア杯で噴出した課題を、森保ジャパンは改善できるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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