ジローナがヘタフェに敗戦 首位レアルとの勝ち点差は「10」に広がる

ラ・リーガ第29節が16日に行われ、ヘタフェとジローナが対戦した。

最初のチャンスはジローナに訪れた。11分、GKパウロ・ガッサニーガのロングフィードからアルテム・ドフビクが頭で逸らし、最終ラインの背後へポルトゥが抜け出す。しかし、オマル・アルデレーテにシャツを引っ張られて走ることができず、ヘタフェGKダビド・ソリアに難なくクリアされてしまう。主審は迷うことなくイエローカードを提示したが、DOGSO(決定的な得点機の阻止)の可能性があるとしてビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)が介入。ただ、オンフィールドレビューの結果、判定は覆らなかった。

その後、ジローナが決定機をつくるも決めきれずにいると、33分に試合が動く。ヘタフェが中盤でボールを動かすと、ルイス・ミジャが右サイドからドリブルで打開。ネマニャ・マクシモビッチ、イライクス・モリバと短くつないで、最後はペナルティエリア内右側でフリーになったフアン・イグレシアスが右足を振り抜いた。シュートは逆サイドネットに吸い込まれ、ヘタフェが先制に成功する。

1点を追いかける展開となったジローナは、43分にドフビクがペナルティエリア内から決定的なシュートを放つも、わずかにゴールを外れ、得点を奪うことはできず。一方、ヘタフェも80分に途中出場のハイメ・マタがゴール前でシュートを放つも、ガッサニーガの好セーブに阻まれ、追加点を奪えなかった。

試合終盤に突入した85分、ジローナが決定機をつくる。右サイドからのクロスにゴール前でドフビクが高い打点でヘディング。シュートは枠内を捉えたが、ヘタフェGKダビド・ソリアがビッグセーブで得点を許さなかった。このまま試合は1-0で終了。ホームのヘタフェが2位のジローナに勝利した。

この結果、敗れたジローナは勝ち点「62」のまま。試合前に首位のレアル・マドリードがオサスナに4-2で勝利して勝ち点「72」まで伸ばしたため、レアル・マドリードとの勝ち点差は10ポイントに広がった。なお、ジローナを勝ち点1差で追う1試合未消化の3位バルセロナは、17日にアトレティコ・マドリードとの試合を控えており、バルセロナが勝利した場合、ジローナは3位に後退することになる。

【スコア】
ヘタフェ 1-0 ジローナ

【得点者】
1-0 33分 フアン・イグレシアス(ヘタフェ)

【ハイライト】ヘタフェ vs ジローナ

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