サッリ辞任のラツィオ、途中出場カステジャノスのドッピエッタでフロジノーネに競り勝ち公式戦連敗を4でストップ【セリエA】

[写真:Getty Images]

ラツィオは16日、セリエA第29節でフロジノーネとのアウェイ戦に臨み、3-2で競り勝った。ラツィオのMF鎌田大地は86分から出場している。

前節ウディネーゼに敗れて公式戦4連敗を喫し、サッリ監督が辞任した9位ラツィオ(勝ち点40)は、アシスタントコーチのマルトゥシエッロ氏が監督に昇格。守護神のプロベデルが負傷欠場となった中、スタメンはサッリ前監督と変わらないメンツとなった。

7戦勝ちのない18位フロジノーネ(勝ち点24)に対し、守勢の入りを強いられたラツィオは13分に失点。左サイドからのゾルテアのクロスをファーサイドのリロラにヘディングでゴールを許した。

失点後もリズムに乗れずにいたラツィオだったが、38分にワンチャンスで追いつく。右サイドでタメを作った流れからゲンドゥージのクロスをザッカーニが合わせた。

同点としたラツィオは43分に逆転の好機。しかしL・アルベルトのヘディングでのパスを受けたボックス右のインモービレのシュートはGKにセーブされた。

追加タイム2分にはリロラにボックス右から際どいシュートを打たれてひやりとさせられた中、1-1で前半を終えた。

迎えた後半、開始1分にスーレにGK強襲のシュートを打たれたラツィオだったが、押し込む流れとすると57分に逆転する。L・アルベルトのFKから直前に投入されていたカステジャノスのヘディングシュートが決まった。

さらに62分、CKの流れからカザーレのシュートがポストに直撃するとルーズボールをカステジャノスが押し込んでリードを広げた。

カステジャノスのドッピエッタで勝負を決めたかに思われたが70分、CKの流れからシェディラにバイシクルシュートを決められると、73分にはGKマンダスのミスパスからシェディラにネットを揺らされて追いつかれかけるも、オフサイドがあって助かった。

81分にはロングボールの流れからL・アルベルトに決定機もGKトゥラティのビッグセーブに阻まれ、勝負を決めることはできない。

最終盤の86分、鎌田が左ウイングに投入された中、8分の追加タイムを凌いでラツィオが3-2で逃げ切り。公式戦連敗を4で止めている。

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