巨人・新助っ人オドーア、打撃の状態まったく上がらず...OP戦打率1割以下 「開幕スタメン」に不安

2024年シーズンのプロ野球開幕まであと2週間を迎えた。

そんななか中、巨人で気がかりな選手がいる。新外国人のルーグネッド・オドーア(前パドレス)だ。

オープン戦で結果が出なくても、公式戦で活躍した外国人は数多く

3月14日のソフトバンク戦(ペイペイドーム)は3打数無安打に終わり、14打席連続凡退。オープン戦は18打数1安打の打率.056と、調子がまったく上がってこない。

オドーアは右翼で開幕スタメンの有力候補だ。だが、外野陣は萩尾匡也、松原聖弥、ドラフト3位の佐々木俊輔が打撃好調で、オドーアの不振ぶりが目立ってしまっている。

スポーツ紙デスクは、こう指摘する。

「メジャーで178本塁打をマークした実績があるとはいえ、日本の野球に対応するためには適応する時間が必要です。オープン戦で結果が出なくても、公式戦で活躍した助っ人外国人が数多くいましたし、ナーバスになる必要はないでしょう。
ただ、気になるのは打席内容もよくないこと。開幕スタメンにこだわるより、長いシーズンを見据えて2軍スタートでコンディションを上げるという選択肢を考えてもよいかなと思います。本人が焦ってしまう事態が一番よくないですから」

本職は二塁手だが、不慣れな外野へ そして、阿部監督の決断は

オドーアの本職は二塁手だが、吉川尚輝がいるため、外野に回る公算が高い。

不慣れなポジションに加え、打撃で対応する時間が必要であることを考えると、オープン戦でこのまま状態が上がってこないなら、開幕でスタメン出場は負担が大きいように感じる。

日本野球のレベルが上がり、助っ人外国人が来日してすぐに活躍できる時代ではなくなった。オドーアをどのように起用するか――。阿部監督の決断が注目される。(中町顕吾)

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