森七菜、新たな出合いに「希望の星、これは逃しちゃいけない」

メガヒット作品『君の名は。』などを手がけた映画プロデューサー・川村元気によるベストセラー小説を原作とした映画『四月になれば彼女は』。同作に出演する女優・森七菜と山田智和監督が3月16日、大阪・梅田でおこなわれたトークショーに出演。世界を旅する女性を演じた森は、この撮影を機にハマった趣味などについて語った。

大阪でトークショーをおこなった女優・森七菜(3月16日・大阪市内)

同作は、10年にわたる愛と別れを壮大なスケールで描いたラブストーリー。精神科医の藤代俊(佐藤健)のもとに、かつての恋人・伊予田春(森七菜)から手紙が届く。ウユニ塩湖からの手紙には、10年前の初恋の記憶が書かれており、その後も世界各地から春の手紙が届く。その頃、藤代は婚約者の坂本弥生(長澤まさみ)と結婚の準備を進めていたが、弥生は突然姿を消してしまう。

この撮影で10カ国近くを訪れた森は、「本当に『世界の果てまで行ってみた』という撮影でした。特にウユニ塩湖は行くのは本当に辛いですけど、『人生観が変わる』という言葉が本当にその通りで。一番近い天国だと思いました」と振りかえった。さらに映画と連動した写真集の撮影でチチカカ湖を訪れた際には、山田監督が川魚にあたったことを暴露。「川魚は本当に気をつけた方がいいから、私は食べなかったんです。監督にも言えばよかったです」と、危機一髪の経験があったことも明かした。

また、森自身が芝居中にフィルムカメラで撮影した写真が予想以上にいい出来で、劇中でも急遽使われることになったそうだ。森も「カメラはずっとやりたいですね。なかなか趣味が見つからないなかで、やっと見つかった希望の星です(笑)。これは逃しちゃいけないなと思います」と意欲を見せた。『四月になれば彼女は』は3月22日に公開される。

取材・文・写真/吉永美和子

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