JR東日本、新型「砕石輸送気動車」水郡線に導入!DE10・ホキ800置き換えへ

GV-E197系 2022年12月10日撮影

JR東日本は、2024年4月2日 (火)より新型砕石輸送気動車で水郡線の砕石輸送を開始します。区間は、水郡線 西金駅の砕石積込み場から水戸・千葉支社管内です。

これまでディーゼル機関車(DE10型)と砕石用貨車(ホキ800形)を連結して運行していましたが、これを新型の砕石輸送気動車(GV-E197系電気式気動車)に置き換えるもの。列車は、編成の両端が運転台と動力を有するGV-E197形で中間に砕石用貨車GV-E196形4両を挟んで砕石を輸送します。

ホキ800形 西金駅 2022年10月22日撮影

©レイルラボ FM-805Dさん

[GV-E197系編成図

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GV-E197形は、編成の両端に運転台を有するため、方向転換時の機関車の付け替え作業が不要となり、安全性が向上し効率的な砕石輸送が可能に。また、同社ではディーゼル機関車の運転には気動車免許が必須で、現行では、電車免許の取得後に気動車免許を取得しています。GV-E197系は電車免許のみでの運転が可能となり、担い手の幅が広がります。

線路メンテナンス作業方法について

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新型車両(GV-E196形)は、現行車両(ホキ800形)よりも軌間内散布がより安全で効率的に実施可能に。これにより、軌間外に散布した砕石を軌間内に投入する後追いの人力作業削減効果が期待されるとのことです。

砕石輸送方法について

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