【動画あり】山形新幹線「つばさ」新型車両 E8系デビュー JR福島駅で見送りイベント

多くの人の出迎えを受け、福島駅に入線する山形新幹線の新型車両E8系=16日午前10時40分ごろ

 JR東日本は16日、山形新幹線の新型車両「E8系」の運行を開始した。福島市のJR福島駅では見送りイベントが催され、県内外から多くの親子連れや鉄道ファンが詰めかけた。

 E8系の車体は蔵王の雪を表す白色を基調とし、山形県特産のベニバナをイメージした「紅花イエロー」の側面のラインが目を引くデザインとなっている。上部は山形県の鳥のオシドリから取った紫色で彩った。先端の「鼻」の部分は9メートルと現行の「E3系」より3メートルほど長く、空気抵抗が低減される。運行する一部区間の最高時速は従来より25キロ速い時速300キロとなり、同車両は東京―山形・新庄間の所要時間は最大4分縮まる。1日3往復する。

 福島駅での見送りにはJRグループの社員らも参加した。E8系をイメージしたみこしを担ぎ、「わっしょい」と掛け声を挙げて車両を見送った。二本松市の川崎小4年、野地晃史さん(10)は「デザインがとてもかっこよかった。早く乗ってみたい」と新型車両の写真を盛んに撮っていた。

 動画のURLはこちら https://youtu.be/E3O0viBX0m0

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