いざ、センバツの舞台へ 山商ナインが甲子園へ出発 三重

【宇治山田商・江﨑校長らに見送られて学校を後にする野球部員ら=伊勢市黒瀬町の宇治山田商業高校で】

 18日に阪神甲子園球場で開幕する第96回選抜高校野球大会に、東海地区代表として16年ぶり2度目の出場を果たす宇治山田商ナインが16日、甲子園に向けてバスで出発した。

 バスは学校がある三重県伊勢市を始め県内3カ所で乗車のために停車した。同市黒瀬町の同校では、江﨑徹校長が見守るなか、硬式野球部の村田治樹監督と森山拓磨部長、同市周辺の市町から通学する選手らが乗車した。

 鳥羽東中出身の中村帆高投手(2年)は兄2人もかつては甲子園を目指した元高校球児。2020年夏当時、宇治山田商のエースだった伊吹さんからは「楽しんでこいと言われた」。「やっと甲子園に行ける。緊張より楽しみの方が大きい」と話した。

 18日の開会式に参加し、21日の1回戦第1試合で東海大福岡と対戦する。同校サッカー部を率いて全国高校サッカー選手権に出場した経験を持つ江﨑校長は「開会式はしっかり楽しんでその後本番に向けてしっかり準備を。感情も体調もコントロールして初戦に臨んで」と激励した。

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