先発に故障者相次ぐマーリンズ 20歳右腕ペレスも右肘痛で検査へ

先発投手に故障者が多発しているマーリンズだが、さらに苦しい状況を迎えることとなりそうだ。日本時間3月17日、マーリンズは先発右腕のエウリー・ぺレスが右肘の痛みを訴えていることを公表。「ニューヨーク・ポスト」のジョン・ヘイマン記者によると、ペレスは数日以内に肘の故障の専門家であるキース・マイスター医師の診断を求め、テキサス州を訪れる予定となっている模様だ。

ペレスは日本時間14日に行われたナショナルズとのオープン戦に先発登板したものの、爪の故障によりわずか14球で途中降板すると、その翌日に肘の痛みを訴えたと伝えられている。昨シーズン平均97.5マイル(約157キロ)を記録していた球速は、最後に投じたボールで95.1マイル(約153キロ)まで低下。昨年5月にメジャーデビューを果たし、19試合に先発して5勝6敗の負け越しながら防御率3.15と堂々の内容で今季のさらなる飛躍が期待されていた20歳だが、開幕を目前に難しい状況となってしまった。

マーリンズはエース右腕のサンディ・アルカンタラが右肘の故障によりほぼシーズン全休となる見込みで、左腕ブラクストン・ギャレット、右腕エドワード・カブレラも肩の故障により開幕不在が確定している。ペレスも離脱となった場合、昨年10勝をマークした左腕ヘスス・ルザルドを除く先発候補はライアン・ウェザース(昨年12先発)、トレバー・ロジャース(昨年4先発)、デビン・スメルツァー(昨年1先発)と層が薄く、先発転向を図るA.J.パクや期待の若手マックス・マイヤーらに頼ることも考えられる状況。昨シーズンはワイルドカードの椅子を勝ち取り3年ぶりのプレーオフ進出を果たしたマーリンズだが、今季はよりチーム力が試されるシーズンとなりそうだ。

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