多彩な作品が多いことで知られる韓国ドラマのなかでも、とくに魅力のある主人公や主要キャストを演じる韓国の俳優にクローズアップ。
今回は若手からベテランまで、見始めたらその魅力に引き込まれてしまう俳優が出演している韓国ドラマをご紹介します。
グッと惹き込まれる韓国ドラマ7選
イ・ソンギュンの存在感『マイ・ディア・ミスター~私のおじさん~』
誠実なドンフン(イ・ソンギュン)のいる建設会社で働く契約社員イ・ジアン(IU/イ・ジウン)は、ドンフンの妻と不倫関係にある社長からお金をもらおうと策略。そうとは知らないドンフンは、孤独な人生を歩んできたジアンを少しずつ助けるようになって……。
人々の温かいつながりが、人生捨てたものではないと思わせてくれるヒューマンストーリー『マイ・ディア・ミスター~私のおじさん~』(2018年)。
イ・ソンギュン演じるドンフンの紳士的で温かい人柄や、ヤングケアラーのジアンの変化、ドンフン含む三兄弟の絆ほか見入ってしまいます。
これまでイ・ソンギュンが『コーヒープリンス1号店』(2007年)で歌う姿や『パスタ〜恋が出来るまで〜』(2010年)のドSぶりなど、そのイケボ含めた存在感に圧倒されました……追悼。
パク・ボゴムの爽快さ『青春の記録』
アルバイトを掛け持ちしながらも、モデルから転身し俳優として成功したいサ・ヘジュン(パク・ボゴム)は、あるファッションショーでメイクアップアーティストのアン・ジョンハ(パク・ソダム)と出会います。
夢をかなえるために時に傷つき、時に悩みながらも奮闘していく姿を描いたサクセスストーリー『青春の記録』(2020年)。
まさにタイトル通り、未来を掴むために成長していくヘジュンを熱演したパク・ボゴムたちの青春がここにあります。
コン・ユの無限の輝き『トッケビ〜君がくれた愛しい日々〜』
命を落とした高麗時代の英雄キム・シン(コン・ユ)は、神の力により不滅の命を生きる「トッケビ」となります。
彼が900年以上生きてきたあるとき、その呪縛を唯一解き放てるトッケビの花嫁チ・ウンタク(キム・ゴウン)と出会い、神のいたずらのような驚くべき運命が動き出して……。
これ以上ないキャストと壮麗な映像美やスタイリッシュな演出、最後まで驚くストーリー展開と、筆者至上No.1韓国ドラマのファンタジーロマンス『トッケビ~君がくれた愛しい日々~』(2016年)。コン・ユの底知れぬ人間性と輝きに魅了されます。
パク・ソジュンの凄み『梨泰院クラス』
正義感が強いパク・セロイ(パク・ソジュン)は、高校時代に転校した当日いじめっ子を殴り同級生を救うも、殴った相手は飲食業界トップの大企業・長家(チャンガ)グループ会長の息子チャン・グンウォン(アン・ボヒョン)。
会長親子の策略で高校は退学、壮絶な出来事が次々と襲いかかるセロイは不屈の精神で立ち向かい、復讐の炎をたぎらせながら梨泰院で小さな居酒屋を開店し……。
世界的大ヒットとなった下剋上ストーリー『梨泰院クラス』(2020年)は、多様な仲間と未来を切り開くセロイ演じるパク・ソジュンの強烈な役作りに脱帽。
チャウヌの新境地『ワンダフルワールド』
幼い息子が殺され、人生が一変した心理学教授で有名作家のウン・スヒョン(キム・ナムジュ)は、息子を殺した犯人が法をかいくぐり野放しになっていることを知り、自らの手で葬ることを決意。
時は経ち、偶然にも同じように過去に傷を負った謎の青年クォン・ソンニュル(チャウヌ)と出会って……。
傷ついた男女の運命が交差するヒューマン・サスペンス『ワンダフルワールド』(2024年)。
デビュー後の映画初出演となった『デシベル』(2023年)でも、硬派な演技を見せたチャウヌが、今作でもシリアスな役柄に挑戦。新境地を見せる彼から目が離せません!
ソ・イングクの艶っぽさ『ある日、私の家の玄関に滅亡が入ってきた』
ある日、脳のがんで余命100日と宣告されたウェブ小説編集者のタク・ドンギョン(パク・ボヨン)。
不運な出来事が重なったドンギョンは、つい「こんな世界滅びろ」と願った夜、彼女の家に自らを“滅亡”と名乗る不思議な男(ソ・イングク)が願いを聞いたとやってきて……。
絶望している女性と、神と人間の間の存在が繰り広げるファンタジーラブストーリー『ある日、私の家の玄関に滅亡が入ってきた』(2021年)。
昨今さまざまなジャンルを開拓しているソ・イングクの真骨頂ともいえる、甘いロマンスをぜひ。
ペ・ヨンジュンの微笑み『冬のソナタ』
高校生のユジン(チェ・ジウ)は、同じクラスに転校してきたチュンサン(ペ・ヨンジュン)と惹かれ合うようになるものの、彼は交通事故で帰らぬ人となってしまいます。
10年後、幼馴染みのサンヒョク(パク・ヨンハ)との婚約したユジンの前に、チュンサンそっくりの人物が現れて……。
日本に韓流ブームを巻き起こしたラブロマンス『冬のソナタ』(2002年)。“微笑みの貴公子”ともいわれたペ・ヨンジュンの眼差しは色褪せません。
(mimot.(ミモット)/ かわむら あみり)