田村淳、自身の画像などを使った投資詐欺に注意を呼びかける

16日放送の『田村淳のNewsCLUB』(文化放送)で、お笑いコンビ・ロンドンブーツ1号2号の田村淳が有名人の名前と画像を使った投資詐欺について注意を促した。

番組では、証券アナリストの森永康平が、「今週の気になるニュース」のコーナーに出演し、有名人の名前と画像を使った投資詐欺について話した。

この詐欺の手口はSNSを起動していると、著名人や実業家などの画像とともに投資方法を教えるという広告が出るというものだ。画像は無断使用の詐欺広告で、LINEなどの個別の連絡先に誘導し、ときにはその著名人のAIでの合成音声などで安心させて金をだまし取るというもので、最近被害が相次いでいる。

森永は自身に画像も詐欺に使われているということで「僕のところにも被害報告がきてるんですよ。僕の方だけで2から3億で、うちの親父(森永卓郎氏)の写真使った詐欺で5、6億。親子揃って10億くらい(笑)。私たちは何もやってないんですけど」と被害の深刻さについて語った。

淳も写真を使われているようで「俺も使われてるって聞いたんですけど、俺の被害額出てこないっていうことは詐欺の人たち淳使っても効果ないってなってるんですかね(笑)」と聞くと、森永氏は問い合わせ先がわからないので報告がないだけかもしれないと語った。

こうした詐欺広告は「Facebook」や「Instagram」など、メタ社が運営するSNSで多く見かけられるそうだが、現状は肖像権の侵害程度でしか訴えることができないそうで、警察も画像を使われた程度では動けないそうだ。

また、メタ側もAIによる検閲をしているが、それが森永氏によると「ポンコツ」とのことで「本来は(メタが詐欺の)片棒担いでるんだろうって話なんですけど、今は別に(なにも罰則はない)」とコメント。淳が「え~、おかしいですよ」と返すと、森永氏は「国会議員が早く法整備してくれよって思うんですけど、今やってるのは裏金だとかセクシーなダンサーだとか、どうでもいいからこっちもやれよって」と現状での政治家の動きを批判した。

さらに淳が「(詐欺広告規制について)やってる議員さん、いないんですかね? 全くノータッチという訳には、いかないですよね‥これだけの被害出てるんだから」と話すと、 砂山圭大郎アナウンサーが、こういことこそデジタル庁が取り組むべき問題なのではとコメント。しかし森永氏によると「河野(太郎)大臣も(詐欺広告に)使われてるんですよ。でもTwitter(X)で報告してくださいで止まっちゃってますよね」とのことで、淳は「みなさん、そんな美味い話はないですから。飛びつかないようにしてください」と注意を呼びかけたのだった。

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