【石垣】石垣市川平の石垣島サイエンスガーデンでヒスイカズラが開花し、青緑色の幻想的な花が観光客らの目を楽しませている。好天に恵まれた12日、神奈川県から夫婦で訪れた府川徹さん(60)と聖子さん(59)は「すてきだね。こんな色の花は見たことがない」と魅了された様子だった。
フィリピン・ルソン島原産のマメ科のつる性植物で、垂れ下がった約1メートルの花房に、ワシの爪の形をした宝石の翡翠(ひすい)のようなブルーグリーンの花を100個ほど咲かせるのが特徴。
同ガーデンを経営する川平ファーム代表の橋爪雅彦さん(75)は「例年2月中旬から5月下旬にかけて開花するが、温暖化のせいか昨年12月初めに20~30個の花を付けた。開花のピークは3~5月まで3回あるが、3月初めの寒さで花芽が落ちたので、4月は開花が少ないかもしれない」と話していた。(南風原英和通信員)