町総合アリーナ、完成祝う 青森・七戸町 4月1日から利用開始

オープニングイベントで吹奏楽団の演奏などが繰り広げられたアリーナ
七戸町総合アリーナの完成を祝いテープカットをする小又町長(左から6人目)ら

 青森県七戸町が同町荒熊内地区に整備した町総合アリーナが完成し、落成記念式典とオープニングイベントが16日、行われた。式典には関係者約60人が出席し、町の新たなスポーツ、文化活動の拠点となることを祝った。4月1日から利用が始まる。

 小又勉町長は「汎用(はんよう)性の高い総合アリーナが今後、地域住民から親しまれ愛される施設となるよう注力していく」とあいさつ。小谷知也副知事らが祝辞を述べた。

 同町の和太鼓団体「八甲田太鼓」、地元の剣道団体などが記念の演奏、演武を披露した。

 同アリーナは鉄筋コンクリート2階建て、延べ床面積は約5800平方メートル。バスケットボールコート2面分のアリーナと1面分の多目的ホールを備える。観覧席は車いす用も含め合計708席。2026年に青森県で開催する国民スポーツ大会の剣道競技会場に予定されている。

 イベントには町内の学校の吹奏楽部や楽団などが出演したほか、俳優で気象予報士の石原良純さんが「良純流人生の楽しみ方」と題して講演した。

 八甲田太鼓に所属し演奏を披露した七戸中1年の三上ほのかさん(13)は「人が入るとすごく音が響いた。設備がいいので、学校で入っているソフトテニス部の冬の活動でも使ってみたい」と話した。

 イベントは17日も午前10時から行われる。

 町は20~31日まで、同アリーナの施設を無料で開放する。午前9時から午後4時半までで、予約不要。団体による貸し切りはできない。問い合わせは町教育委員会生涯学習課(電話0176-62-9702)へ。

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