【深ヨミ】Sexy Zone最新シングルの初週地域別販売動向を過去作と比較調査

2024年3月13日公開のBillboard JAPAN週間シングル・セールス・チャート“Top Singles Sales”(集計期間:2024年3月4日~3月10日)で自身最多の初週セールスとなる296,056枚を売り上げて2位を記録したSexy Zoneの『puzzle』。

Sexy Zoneの26thシングルである本作は、初回限定盤A・B、UNIVERSAL MUSIC STORE限定盤、そして通常盤の4形態で3月6日にリリースされている。また、本作の表題曲は中島健人主演のテレビドラマ『リビングの松永さん』の主題歌に起用されている。

ここでは、SoundScanJapanの販売データを使用し『puzzle』の販売動向を調査する。図1(https://www.billboard-japan.com/d_news/image/135728/2)は『puzzle』と2023年12月リリースの25thシングル『人生遊戯』、そして2023年10月リリースの24thシングル『本音と建前』の実店舗での発売初週の地域別販売比率のグラフとなる。また、一般的なシングルの販売比率とも比較するため、昨年(2023年)に発売された全てのシングルの販売比率も“全シングル”としてグラフに追加している。

グラフを見てみると、『puzzle』の関東での販売比率が『人生遊戯』から大幅に増加していることがまず目に入る(33.5%→46.9%)。それに比例する形で近畿、九州の2地方の数値が減少していて、特に近畿は30.2%→15.9%と半減に近い形になっている。その他の地域に関しては現状維持、もしくは数値が微増している状態だ。本作を前々作『本音と建前』と比較すると、その販売比率がかなり近しいことが分かる。『人生遊戯』で一旦減少した関東の比率が再び増加したことで、今回『本音と建前』の販売動向に改めて近づいている。

また、全シングルと比較すると、『puzzle』と『本音と建前』は関東の数値が50%近辺を記録しているなど、全シングルに近い比率となっている。なお、『puzzle』で数値が減少したものの、『人生遊戯』で増加した近畿、九州の比率は引き続き“全シングル”を上回っている。

前々作、そして全シングルに近い比率を記録した『puzzle』。これは特定の地域が極端に突出せず、全国のファンが各地方で均等に作品を購入している結果だと考えられる。

改めて全国における人気の安定感を示したSexy Zoneの今後の動向、そして『puzzle』の2周目以降のチャートアクションに注目していきたい。

© 株式会社阪神コンテンツリンク