公式サイト記者が選ぶ冬の勝者 1位は大谷&山本獲得のドジャース

韓国で行われるドジャースとパドレスの開幕戦を日本時間20日に、米国内での開幕戦を同29日に控え、今年も多数の選手が動いたMLBのオフシーズンが終わりを迎えつつある。市場にはまだサイ・ヤング賞左腕ブレイク・スネル、経験豊富な強打者J.D.マルティネス、実績十分の左腕ジョーダン・モンゴメリーら大物が残ってはいるものの、現時点でのオフシーズンの勝者をMLB公式サイトの記者が選定。上位12チームの顔ぶれを紹介している。

1位に選ばれたのは大型補強を相次いで敢行したドジャースだ。史上最高の総額10年7億ドルで契約した大谷翔平や投手史上最高額となる12年3億2500万ドルで獲得した山本由伸のみならず、トレードで剛腕タイラー・グラスノーも獲得に成功。他チームを寄せつけない豪華補強で2020年以来のワールドシリーズ制覇に向けて強気の姿勢を見せている。

2位には昨年躍進のオリオールズがランクイン。2021年にサイ・ヤング賞を受賞したコービン・バーンズをトレードで獲得したほか、クローザーのフェリックス・バティスタが故障で不在の穴には経験豊富なリリーバーのクレイグ・キンブレルを補強し、さらなる飛躍をうかがっている。

3位にランクインしたのは昨年惜しくもワールドシリーズで敗退したダイヤモンドバックス。ビッグネームではないが、安定感抜群の左腕エドゥアルド・ロドリゲスをはじめ、強打の内野手エウヘニオ・スアレスや左の外野手ジョク・ピーダーソンなど堅実な補強を見せている。また、昨年オールスター・ゲームにも選出されたルルデス・グリエルJr.の残留も評価されたようだ。

ランキングは以下、大きな補強こそないものの昨年開花した遊撃手ボビー・ウィットJr.との契約延長に成功したロイヤルズが4位。スネルがFAとなり強打者ネフタリ・ソトも放出と投打の柱が抜けたものの、新たにディラン・シースをトレードで獲得したパドレスが5位と続いている。一方でそのソトを獲得し、さらに右腕マーカス・ストローマンも獲得と投打に補強のヤンキースは、エース右腕ゲリット・コールの故障による開幕不在が響き7位の評価となった。

大きく補強に動いたチームもあれば目立たない動きのみとなっているチームもあるオフシーズンだが、昨年の同ランキングで1、2位の評価を受けたメッツとパドレスはともに満足とはいえないシーズンを送るなど補強が単純にレギュラーシーズンに結びつくわけではないのが難しいところ。秋の答え合わせが今年もファンのひとつの楽しみとなりそうだ。

なお、ランキングは以下の通り。

1位 ドジャース
2位 オリオールズ
3位 ダイヤモンドバックス
4位 ロイヤルズ
5位 パドレス
6位 ジャイアンツ
7位 ヤンキース
8位 ブレーブス
9位 アストロズ
10位タイ レッズ/カブス/カージナルス

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