杏子さんとFoxtrotが優勝 審査員にBUCKーTICKのヤガミ・トールさんら 群馬・高崎市のタゴスタジオ、オーディションに全国から18組

2年ぶりに開催されたオーディションの参加者ら

 群馬県の高崎市営のプロ専用録音スタジオ「TAGO STUDIO TAKASAKI」などが主催する「TAGO STUDIO TAKASAKI MUSIC FESTIVAL 2024」が16日、同市の高崎芸術劇場で始まった。アマチュアミュージシャン対象のオーディションに18組が出場し、シンガー・ソングライター部門で群馬県立女子大3年の杏子さん(21)、バンド部門でFoxtrot(東京都)がそれぞれ優勝した。

 群馬県や東京、沖縄などからシンガー・ソングライター部門に10人、バンド部門に8組が出場。審査員には同スタジオを運営する作曲家の多胡邦夫さん、ヤガミ・トールさん(BUCK―TICK)、伊藤一朗さん(Every Little Thing)、神永大輔さん(和楽器バンド)が名を連ねた。ゲストで群馬県出身のバンド「秀吉」が登場した。

 昨年12月に活動を始めた杏子さんは「びっくりしている。多くの人に聴いてもらえるアーティストになりたい」と目を輝かせた。総合グランプリに選ばれ、17日の優勝者ライブの出演権を得たFoxtrotのボーカル兼ギターで、高崎市出身のミネギシショウさん(33)は「いつも通り楽しくやりたい」と意気込んだ。多胡さんは「音楽を愛している気持ちを忘れずに続けていってほしい」と講評した。

 17日には「ASIAN KUNGーFU GENERATION」のスペシャルライブが予定されている。

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