石破氏「党員票重視を」 総裁選規程見直しを主張

自民党大会後に記者団の取材に応じる石破茂元幹事長=17日午後、東京都内

 自民党の石破茂元幹事長は17日、党総裁選を巡り国会議員票と同数で算定している党員・党友票の価値をより重視する形で、総裁公選規程を見直す必要があるとの認識を示した。党大会後、記者団に「党員が良いと思った人が国会議員票で覆されるのは良いことだとは思わない。党へのいろいろな気持ちがうせてしまう。怖いことだ」と語った。

 岸田文雄首相が任期満了を迎える9月の総裁選に自身が立候補するかどうかについては「党が厳しい状況にあり、衆院3補欠選挙を控えている時に『私が出ます』とか言うべきとは思わない」と述べるにとどめた。

 石破氏は2008年、12年、18年、20年と過去4回、党総裁選に挑戦した。

© 一般社団法人共同通信社