JR東日本、福島駅(福島市)に「ゼロカーボンの森」開設 新幹線改札内で環境情報発信

環境保護に向けた取り組みを紹介する「福島駅ゼロカーボンの森」

 JR東日本は、JR福島駅(福島市)の新幹線改札内に新たな環境情報発信スペース「福島駅ゼロカーボンの森」を開設した。オープニングセレモニーが16日、現地で行われた。

 JR東日本と県の脱炭素社会実現に向けた取り組みや環境について楽しく学んでもらおうと、同所に2014(平成26)年から設けていた再生エネルギー情報館「エコステ」をリニューアルした。「環境の森」をコンセプトに駅の中に広がる森をイメージした空間になっている。JR東日本が推進する脱炭素に向けた取り組み「ゼロカーボン・チャレンジ2050」の活動をパネル仕掛けで学べる展示や、県内の自治体や学校などが行う環境に関する取り組みを紹介したブースがある。県特産のモモの木をイメージしたデザインで、画面上の森に自身が描いた動植物などのイラストを取り込める「デジタルアートツリー」や、県産木材を使用した椅子も設けている。

 セレモニーでは、静徹也駅長や福島市内の小学4年~6年生が身近な環境について学ぶ教室「ふくしまエコ探検隊」の隊員、鈴木竜次生活環境部長らがテープカットした。静駅長は「駅の利用者だけでなく、多くの人が環境について学べる場所になってほしい」とあいさつした。

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