「波打ち際を走れる」石川のスポットが1位に 「走りたい道路」ランキング・東日本編

千里浜なぎさドライブウェイ(Kumi/stock.adobe.com)

株式会社ウェイブダッシュ(東京都千代田区)が運営する地域応援サイト『生活ガイド.com』は、このほど第49回「走りたい道路ランキング 東日本編」を発表しました。その結果、石川県羽咋市等にある「千里浜なぎさドライブウェイ」が1位となりました。

ランキングは、同サイトが厳選した見た目が美しい、見晴らしがとてもいいと感じる、東日本にある素敵な道路のなかから、「思わず走りたくなるような道路」を20代~70代の同サイト会員男女184人に投票してもらい集計したといいます。

調査は、2023年7月〜2023年10月の期間にインターネットで実施されました。そのほかの結果は以下の通りです。

▽走りたい道路ランキング 東日本編

走りたい道路ランキング 東日本編(提供画像)

【1位:千里浜なぎさドライブウェイ(石川県羽咋市等)】

千里浜なぎさドライブウェイ(提供画像)

その結果、石川県羽咋市等にある「千里浜なぎさドライブウェイ」が1位となりました。通常走りにくいとされる砂浜の走行ですが、同ドライブウェイは砂の粒子が細かく、海水を含んでいるため適度な湿り気もあることから、車走行も可能にしているといい、波打ち際を走れるので、海好きにはたまらない道になっています。

投票者からは、「海をドライブで楽しめて気持ちよさそう。普通砂浜をドライブできるところはないから」(20代女性)、「砂浜を車で走れることで有名で前から気になっています」(30代男性)などのコメントが寄せられました。

【2位:オロロンライン(北海道天塩町等)】

オロロンライン(提供画像)

2位は北海道天塩町の「オロロンライン」でした。おおよそ小樽に始まり稚内までの約380kmの海岸線をひた走る絶景ドライブルートです。道民でも休憩を含め行程に約7時間を想定する長さになっています。

【3位:ミルクロード(北海道中標津町)】

ミルクロード(提供画像)

3位は北海道中標津町の「ミルクロード」がランクイン。「ミルクロード」という名前は「牛乳を出荷するタンクローリーが走る一直線の道」という牧歌的な風景にちなんで付けられました。なだらかなアップダウンのある一直線の道路で、抜けた先には「地球が丸く見える場所」が待っています。

【4位:志賀草津道路(長野県下高井郡)】

志賀草津道路(提供画像)

4位は、国道292号として草津温泉と志賀高原を結ぶ長野県下高井郡の「志賀草津道路」。走行途中で現れる芳ヶ平湿原は、ラムサール条約にも登録されており、より自然の豊かさを感じられること間違いありません。また、日本一標高の高い国道とされているため、澄んだ空気も感じることのできる道路となっています。

【5位:菜の花ロード(秋田県大潟村)】

菜の花ロード(提供画像)

5位は秋田県大潟村の「菜の花ロード」でした。約11kmにわたって4000本ほどある桜と菜の花の鮮やかなコントラストが印象的です。お天気の時に走れば、青空に桜のピンクが映えるので、心も晴れやかになりそうですね。

【同率5位:越後七浦シーサイドライン(新潟県新潟市)】

越後七浦シーサイドライン(提供画像)

同率5位には、新潟県新潟市の「越後七浦シーサイドライン」がランクイン。奇岩が織りなす景色と共に日本海を一望することが出来ます。夕焼けで赤く染まった奇岩を眺めながらのドライブは、ロマンティックな雰囲気となること間違いなしです。

▽走りたい道路ランキング 東日本編

走りたい道路ランキング 東日本編(提供画像)

【1位:千里浜なぎさドライブウェイ(石川県羽咋市等)】

千里浜なぎさドライブウェイ(提供画像)

【2位:オロロンライン(北海道天塩町等)】

オロロンライン(提供画像)

【3位:ミルクロード(北海道中標津町)】

ミルクロード(提供画像)

【4位:志賀草津道路(長野県下高井郡)】

志賀草津道路(提供画像)

【5位:菜の花ロード(秋田県大潟村)】

菜の花ロード(提供画像)

【同率5位:越後七浦シーサイドライン(新潟県新潟市)】

越後七浦シーサイドライン(提供画像)
千里浜なぎさドライブウェイ(提供:羽咋市 産業建設部 商工観光課)

ランキングの結果について、羽咋市観光交流課の担当者は、「石川県羽咋市にあります千里浜なぎさドライブウェイが『走りたい道路ランキング 東日本編』にて1位を受賞したことを、大変うれしく思います。千里浜なぎさドライブウェイはとても珍しい『砂浜を車で走れる海岸』であり、全長8kmの砂浜ドライブウェイです。ぜひ、多くの方に潮風を浴び、波音を聞き、海(自然)を体験していただければと思います」とコメントを寄せています。

千里浜なぎさドライブウェイの紹介(おすすめの時間帯、楽しみ方等)

千里浜なぎさドライブウェイ(提供:羽咋市 産業建設部 商工観光課)

また、同ドライブウェイについて、同担当者からは、「特におすすめなのは海も空もオレンジに染まる夕焼けの時間帯です。デートスポットとしても間違いないです。7月中旬から8月中旬にかけて海水浴場が設置され、その期間だけ交通標識が立ち並ぶのですが、標識が立つ海岸は日本でここしかなく、非日常感を味わうことができます」とコメント。

千里浜なぎさドライブウェイ(提供:羽咋市 産業建設部 商工観光課)

さらに、「千里浜海岸を車で走れる秘密である特別な砂で作られた千里浜砂像は、大きいもので3mを超える大迫力のものもありますので、ぜひご覧ください」と紹介しています。

千里浜なぎさドライブウェイ(提供:羽咋市 産業建設部 商工観光課)

羽咋市の紹介

コスモアイル羽咋(提供:羽咋市 産業建設部 商工観光課)

なお、羽咋市について同担当者は、「千里浜なぎさドライブウェイ以外にも、歴史や自然などおすすめいっぱいの市です。本物の宇宙船等を展示している『宇宙科学博物館コスモアイル羽咋』、加賀藩前田家によって建立された十棟もの国重要文化財を含む国宝目前の『妙成寺』、直売場やレストラン、ベーカリー、ジェラート、足湯などなど盛りだくさんの『道の駅 のと千里浜』にぜひお立ち寄りください。なお、道の駅には、無料のタイヤ専用シャワーがあり、約1分間、車体下部の砂や海水を井戸水のシャワーで流してくれますので千里浜海岸を走った後にご利用ください」と紹介。

妙成寺(提供:羽咋市 産業建設部 商工観光課)
神子原棚田(提供:羽咋市 産業建設部 商工観光課)

さらに、「ローマ法王に献上されたことで知られる神子原米の産地、羽咋市神子原地区に位置する棚田や、千里浜の浸食防止を祈願して毎年9月の中旬にかけて行われる千里浜まつりのフィナーレを飾るナイアガラの滝など、羽咋市には季節を問わず楽しめる場所が多くあります。皆さんが羽咋市に来られることを心待ちにしております」と述べています。

千里浜祈願祭 ナイアガラの滝(提供:羽咋市 産業建設部 商工観光課)

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