Aぇ! group、京セラドームでのCDデビュー発表に感慨 「日本全国の人が知ってるグループに」

3月16日、17日に京セラドーム大阪にてAぇ! group初のドーム公演『Aぇ! group Aッ倒的ファン大感謝祭 in 京セラドーム大阪 ~みんなホンマにありがとう~』を開催。3月16日公演にて、今年5月15日にCDデビューすることを発表した。本稿では、同公演後に行われた囲み取材の様子をレポートする。

自己紹介を求められると、小島健が「Aぇ! groupの圧倒的カリスマスーパーリーダーの小島健です」と言えば、「カリスマ控えめの正門です」と正門良規。末澤誠也も「カリスマ性1位やった末澤誠也です」と正門に続いて公演内コーナーでの格付けの結果を盛り込むと、「友達少なめ」と自虐的な草間リチャード敬太、対照的に佐野晶哉は「ここにいるみなさんはみんな僕の友達」と同様に格付けの結果に紐づけながら笑いに溢れる自己紹介でインパクトを残した。

ファンにデビューを発表できたいまの気持ちを聞かれると、小島は「いや、めちゃめちゃ気持ちいいですね。気持ちいい。その言葉が1番合うっすね」と語り、自身が事務所に所属してからの12年やグループ結成からの5年を振り返りながら「今までの感情にはどれもなかった新しい感情でしたね。言葉にできないですね」と感慨深げ。

また3月13日に誕生日を迎えたばかりの佐野は、「濃ゆい」としつつ「いや、本当に2割ぐらい京セラでどっかで(誕生日を)祝ってもらえるかなとか思ってた自分が恥ずかしかった(笑)」と笑いを誘った。改めて「すごい1週間ですね。22歳を迎え、1発目に京セラに立てて、まさかそこでデビュー発表っていう、忘れることない1週間で、もう本当に幸せです」と目を輝かせた。

京セラドームでライブを観たことが芸能界を目指すきっかけになったという末澤。「僕の憧れの先輩である木村拓哉さん、SMAPさんのライブを初めて見に来たのが京セラドームで、幼稚園とか(の時)。 そこから京セラドームはよくライブを観に来ていたので、そこに自分たちが単独で立たせてもらえるっていうのはすごく感慨深いものがありましたね」と噛みしめるようにコメント。ステージからの景色はどうだったかと聞かれると、「最高でしたね!」と嬉しそうに語り、「何回か噛みしめてました。やっぱ人多いなと思って(笑)。今回ファンミーティングっていう形もあったんで、最後ゆっくりフロートで回ったりとかできたんで、僕たちも皆さんの顔と一人ひとりの顔を見ることができて、すごく楽しかったです」と声を弾ませた。

5月15日発売のデビューシングル『《A》BEGINNING』のタイトルに込めたメッセージについて聞かれると、正門は「直訳すると“これから”っていうことになるわけですけども、本当にその言葉に全てが詰まってるというか。 新体制1発目という光栄なタイミングでCDを出させていただきまして。いろんな先輩にご報告させてもらったんですけど、『これからやぞ』っていうこともたくさんいただいた」と明かし、「一通りレコーディングとかミュージックビデオの撮影を終えたんですけど、すでに自分たちの中で曲の解釈とかが深まってきている感じがするので、 早くパフォーマンスしたいです」と待ちきれない様子だった。

さらに「どんな曲か匂わせを」と振られた草間は「Aぇ!っぽいです」と笑いを誘いながら、「Aぇ!っぽい泥臭さみたいなところも入ってますね 」と明かした。草間のベースは聴けそうか?の問いには「ご想像にお任せします」と含みを持たせていた。

また、5月25日からスタートするアリーナツアー『Aぇ! group Debut Tour ~世界で1番AぇLIVE~』について、正門は「ほんまに世界で一番のツアーになると思います。そうしていくつもりですし、そのツアーから“BEGINNING”じゃないですけど、僕らの新しいスタート、1発目のスタートなんで、こうご期待ということで楽しみにしてほしいです」と語った。

今後の目標について、佐野は「まだ僕らのことを知らない人たちもいると思うし、これから出会うファンの方たちもたくさんいると思うけど、Aぇ! groupのグループ名はもちろん、個人個人5人の名前、全員、日本全国の人が知ってるグループになる! これです!」と声を張って笑顔でガッツポーズを見せた。

デビューについては昨年の夏、『Aッ!!!!!!と驚き全国ツアー2023』が終わった後に井ノ原快彦と、グループのプロデュースを務める大倉忠義から話を聞いたという。公表までに随分時間が空いたこと、そしてこれまでのデビュー発表はサプライズが多かったことなどに質問が及ぶと、正門は「初めてじゃないですか、自分たちの口でこういう形でお伝えするのは」とコメント。会場、配信と準備を進める中で「なるたけたくさんのファンのみなさんに届けばいいなって」とデビュー発表への思いを明かした。

4月から本格スタートする新会社STARTO ENTERTAINMENTとしても、第一号アーティストデビューとなる。佐野は「Aぇ! groupが第一号っていうのは本当にただただ光栄」と語り、「先輩方が事務所の名前をブランド、キラキラするものを確立していってたみたいに、何十年後にこの会社をすごくブランドのある、価値のあるキラキラした名前にしていくのは(第一号の)僕らの役目だと思うので、ここから頑張って走っていきます」と意欲を見せた。これからAぇ! groupのどんな音楽に出会い、どんな景色が見られるのか。5人の旅はこれから始まる。

(文=柚月裕実)

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