「エグいスイングだ!」「音まで聞こえるぞ」2打席連続三振も、大谷翔平の”豪快フルスイング”に韓国驚愕! ヘルメットが吹っ飛ぶシーンに球場はため息も

驚愕のフルスイングにため息が漏れた。

現地3月17日、ロサンゼルス・ドジャースは韓国・ソウルで韓国キウムとのオープン戦に臨んでいる。大谷翔平は「2番・指名打者」で先発出場したが、2打席連続三振。第3打席に入る直前に代打を送られ、ベンチに退いた。

スーパースターがこの試合初めて打席に向かうと、韓国の野球ファンは大歓声で背番号17に熱い視線を注いだ。地鳴りのような声援と拍手に包まれるなか、大谷はバッターボックスに入った。

キウムの先発マウンドに立ったのは、昨年11勝を挙げたアリエル・フラド。大谷は初球からフルスイングしてファウル。2球目も強振してファウルになるが、そのバットスイングに球場は「おおっ」と驚きの声が広がった。3球目、4球目は見送ってボール。カウント2-2から高めのシンカーに手を出してしまい、空振り三振に倒れた。

だが、続くフレディ・フリーマンが右翼スタンドの看板を直撃する豪快な一発を放ち、ドジャースが1点を先制した。

2回表にドジャースは2点を追加し、なおも1死一、三塁で大谷が2度目の打席を迎える。初球は外角へボール。2球目は内角のカットボールを空振りし、3球目は内角のシンカーを見逃してカウント1-2と追い込まれた。

4球目はファウルでしのいだ大谷。勝負の5球目は高めの91.2マイル(約146.7キロ)のフォーシームを豪快にフルスイング。ヘルメットが脱げてしまうほど勢いがあったが、惜しくも空振り。2打席連続でバットが空を斬ると、大谷は首を横に振りながらベンチに下がった。
この日は快音が聞かれなかったが、スーパースターの生スイングを目撃した韓国の野球ファンは大興奮のようだ。SNS上ではヘルメットが吹っ飛ぶほどの強烈な振りに唖然。大谷がスイングする度に「音まで聞こえる」「エグいスイングだ」「これはビビる」「当たったら、場外だな」など、一球一球に一喜一憂していた。

なお試合は、ドジャースが17安打の猛打爆発でキウムを圧倒。14-3で完勝を収めた。18日には韓国代表とのオープン戦を戦い、サンディエゴ・パドレスとの開幕戦(20日)に備える。

構成●THE DIGEST編集部

© 日本スポーツ企画出版社