八幡平市安代地区で15日、国内一の生産量を誇る「安代りんどう」の種まき作業が始まった。育苗後に畑に定植し、切り花として早ければ2025年夏、本格的には26年夏ごろの出荷を予定する。
同市日影の作業所に生産者ら約30人が集まり、神事で一年の作業の安全を祈願。専用の機械を使い、162穴のセルトレーに種をまいた。トレーはトラックで3カ所の育苗用ビニールハウスに運び、1枚ずつ丁寧に並べていった。
生産者でつくる新岩手農協花卉(かき)生産部会(斉藤正樹部会長)によると、作業は4日間行う。トレー6千枚に約30品種の種をまき、6月上旬に生産者に配布する。