『ダウントン・アビー』シーズン7が製作される可能性がある?

20世紀初頭の英国を舞台に、貴族とその使用人たちの人間模様を描いて大ヒットしたドラマ『ダウントン・アビー』。6シーズンと2本のスピンオフ映画が製作された本シリーズだが、続きを望んでいるファンも多い。シーズン7が製作される可能性もあるようだ。米Colliderが報じている。

(以下、『ダウントン・アビー』ドラマと映画に関する内容が含まれます)

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『ダウントン・アビー』シーズン7の内容は?

シーズン7がもし製作されるとすると、シリーズにとって3度目の終わりからの復活となる。クリエイターのジュリアン・フェローズは、"何度も別れを告げ、ラストシーンは6、7回書いた“と認めている。だがフェローズは、シリーズが復活するかどうかについてははっきりと言及せず、ファンに希望を与えた。

『ダウントン・アビー』の物語は、クローリー家の人生を描く以上、決して本当の意味で終わることはなく、いつ復活しても不思議ではない。しかし、新シーズンがあるとしたらどんな内容になるのだろうか。

本作は、“人の人生は進んでいく”というような形で締めくくられ、登場人物たちは自分の人生に満足している。もちろん、中心となるのはクローリー家とスタッフたちという大筋は明らかだが、物語の核となる登場人物は落ち着いた状態にある。

そこで、物語の主役ではなかったクローリー家の新しい世代はどうだろうか。映画『ダウントン・アビー/新たなる時代へ』でのバイオレット(マギー・スミス)の死後、新しい世代に焦点を当てるには今が絶好のタイミングだと思われる。

新世代にフォーカス?

『ダウントン・アビー』シリーズでは、クローリー家の3世代に焦点を当てている。先代グランサム伯爵未亡人バイオレット、グランサム伯爵ロバート(ヒュー・ボネヴィル)とその妻コーラ(エリザベス・マクガヴァン)、そして長女メアリー(ミッシェル・ドッカリー)、次女イーディス(ローラ・カーマイケル)、三女シビル(ジェシカ・ブラウン・フィンドレイ)の娘たちだ。

彼女たちは6シーズンを通して結婚、出産をし家族をさらに広げているが、グランサム伯爵ロバートとコーラにとっての一番年上の孫たちでさえ、ほとんど焦点が当てられていない。同シリーズは、クローリー家だけが登場人物ではないことを考えれば、新たなシーズンの脚本を描くには、この新しい世代の物語は十分な内容だ。

映画では、アルバート・メイソン(ポール・コプリー)がペリル・パットモア(レズリー・ニコル)と同居し、ジョセフ・モールズリー(ケヴィン・ドイル)とフィリス・バクスター(ラケル・キャシディ)が婚約し、トーマス・バロー(ロブ・ジェームズ=コリアー)が映画スターとの秘密の関係を追って去るなど、幸せなペアが登場した。

シリーズを通してこのような登場人物が移り変わることで、新しいキャラクターが登場する。タイムジャンプを続ければ、若い世代の物語を広げていけば、『ダウントン・アビー』の物語に終わりはない。

また、時代の要素を取り込むことによって、新たなシーズンも描けるだろう。タイタニック号沈没事故から、第一次世界大戦、アイルランド独立戦争や第二次世界大戦など史実や社会情勢がこのドラマの中では重要な役割を果たしている。

歴史的に重要な出来事を背景に新世代の登場人物たちの物語を進めることができれば、『ダウントン・アビー』新シーズンにぴったりな内容となるだろう。

『ダウントン・アビー』は、スターチャンネルEXにて配信中。(海外ドラマNAVI)

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