インテルのGKヤン・ゾマーはセリエAのクリーンシート記録へ挑戦することになる。
現在35歳のスイス人GKヤン・ゾマーは昨夏にバイエルンから加入。マンチェスター・ユナイテッドへ移籍したアンドレ・オナナの後任として正守護神を務めている。183㎝というGKとして低い身長ながら、類まれなる反射神経でシュートストップを武器にしている。
今シーズン、インテルは開幕からリーグ戦で好調を維持し、現在は2位ミランと勝ち点16の差をつけており、首位を快走している。スクデット獲得が濃厚となったインテルだが、ここからは数字との戦いになるだろうか。
エースのラウタロ・マルティネスやマルキュス・テュラムを中心としたFW陣や流動的な攻撃スタイルに注目が集まる中、リーグ戦ではここまで28試合で13失点と鉄壁の守備陣を誇っている。
そんな中、ゾマーのセリエA最多クリーンシート記録樹立に期待がかかる。セリエAの最多クリーンシート記録は「21」でこれまで5人の選手が記録している。
5人の記録保持者は以下のとおり。
ファビオ・クディチーニ (ミラン / 1968-69シーズン)
セバスティアーノ・ロッシ (ミラン / 1993-94シーズン)
ジャンルイジ・ブッフォン (ユヴェントス / 2011-12、15-16シーズン)
モルガン・デ・サンクティス (ローマ / 2013-14シーズン)
イーヴァン・プロヴェデル (ラツィオ / 2022-23シーズン)
すでにゾマーはクリーンシート数を「17」記録している。残り10試合で5回の無失点を達成することができると、セリエAのクリーンシート記録を更新することになる。今シーズンのここまでペースを考えると十分に達成可能な数字となる。
インテルは現地時間3月17日にホームでナポリとの試合を控えている。