「オオタニは愛されている」韓国でも証明された絶大な大谷翔平フィーバー。2打席連続三振でも拍手喝采の異様な光景に、母国記者は驚嘆

韓国でも凄まじい人気ぶりだ。

3月17日、ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平は、韓国ソウル・高尺スカイドームでのキウム・ヒーローズ戦に「2番・指名打者(DH)」として先発出場したが初回の第1打席、2回の第2打席ともに空振り三振を喫し、2打数ノーヒットと快音は響かすことができなかった。

ただ、この日も現地ファンから大歓声が送られるなど、相変わらずの存在感を発揮してみせた。

大谷の一挙手一投足は、韓国でも大きな注目を集めた。仁川国際空港へ到着した15日には、ロビーに600人近い報道陣やファンが押し寄せるなど、異様な熱狂ぶりだった。そして今回のキウム・ヒーローズ戦では、初回1死走者なしの第1打席で名前がコールされると、観客席から大きな歓声が送られ、強烈なスイングにどよめきが起こる場面もあった。
また試合中には、日夜ドジャースの情報を発信している専門サイト『Dodgers Nation』のダグ・マッケイン記者が自身のX(旧ツイッター)を更新し、球場内で撮影された動画を共有。空振り三振の後、大谷に喝采を送るスタンドの様子が収められており、「ここのファンは、三振後もオオタニに拍手していた」と文面に綴っている。

さらに、MLB公式サイト『MLB.com』のパク・ドヒョン記者は、「オオタニがネクストバッターズサークルに入ると、近くに座っていた韓国のファンは熱狂する」と現地の雰囲気を伝えており、ドジャースのニュースを専門的に扱う米サイト『Dodger Blue』も、「ショウヘイ・オオタニがあらゆる種類の愛を受けている」と反応していた。

なおこの試合は、ドジャースが14対3と快勝。18日には、韓国代表とエキシビションマッチを行なう予定だ。

構成●THE DIGEST編集部

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