ロバート・デ・ニーロ、トランプは「完全なモンスター」 次期大統領選バイデンに投票呼びかける

俳優ロバート・デ・ニーロ(80)が、ドナルド・トランプ(77)に対して「完全なモンスター」と烙印を押した。米HBOトークショー「リアル・タイムwithビル・マー」に出演したデ・ニーロは、トランプ元大統領を再びホワイトハウスに戻すことは「悪夢」であるとして、次の大統領選挙でジョー・バイデンに投票し、大統領職に留まるようアメリカ人に促した。

デ・ニーロは「私たちは、自分たちが住みたいと思い、楽しく暮らせる世界に住みたいのか、それとも悪夢のような世界に住みたいのか?トランプに投票すれば悪夢、バイデンに投票すれば平常に戻る。私は、2016年の選挙後の何カ月のような、信じられないような思いをしたくない。皆も同じように感じていたと思う。(トランプは)完全な怪物だ」と語った。

トランプ元大統領のような「憎むべき人物」が何故多くの支持を集めるのか理解できないという。「何か不満があるから、人をいじめたり、ねじ伏せたりするんだ。彼は意地悪で、意地悪で、憎しみに満ちた人間なんだ」と主張。伝記映画でトランプ元大統領を演じることは「絶対にない」と言い切ると、「なぜなら彼には『救われるべき』資質がないからだ。何もない。まったく。彼には救いがない」と激しい口調で語った。

さらにデ・ニーロは「社会病質者で、精神病質者で、悪質なナルシスト」と元大統領を呼び、「バイデンは我々の仲間だ。彼はこの国のあるべき姿を象徴している」と続けた。

一方のトランプ元大統領は、これに対し自身のプラットフォーム「トゥルース・ソーシャル」に 「ロバート・デ・ニーロはトランプ錯乱症候群の末期症状だ。こんなバカっぽい男、IQの低い人間だ!」と投稿している。

なお、2人が互いを誹謗中傷し合うのはこれが初めてではなく、2023年11月にデ・ニーロがゴッサム・インディペンデント映画賞で「前大統領は4年間で3万回もの嘘をついた」と批判すると、トランプ元大統領も「彼は見るに耐えない存在になっている。他人の人生よりも、めちゃくちゃな自分の人生に集中すべきだ」と反撃。デ・ニーロに「完全な敗者」のレッテルを貼っていた。

(BANG Media International/よろず~ニュース)

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