広島市中区にある国の名勝「縮景園」で17日、毎年恒例の「桃見茶会」が開かれました。
縮景園では、濃いピンク色のハナモモが満開となり、見頃を迎えています。
園内にある清風館では三癸亭賣茶流(さんきていばいさりゅう)のお点前で煎茶と、モモの葉や花に見立てた菓子が振る舞われました。
「桃見茶会」は原爆で焼けてなくなったモモの木を植えなおして復元したことをきっかけに始まり、ことしで33回目です。
参加者たち
「私、ここであるお茶会全部に来るんです。日頃忘れている、とっても甘くておいしいお茶。すごく幸せ、おいしかったです」
「お花が咲いたときに来たら1番楽しくなる」
参加した人たちは春の訪れを感じていました。
園内では、ハナモモのほかに源平桃やシダレモモなど8種類、およそ20本のモモの木が植えられていて、3月末から4月上旬に見頃を迎えるということです。