昨季最下位の沖縄SVが開幕2連勝で首位キープ! 新宿は2試合連続の4失点大敗【JFL第2節】

2024シーズンのJFLは意外なチームが上位進出も?[写真:©超ワールドサッカー]

17日、日本フットボールリーグ(JFL)第2節の6試合が各地で行われた。

◇沖縄 1-0 浦安
昨季最下位(入替戦勝利で残留)もクリアソン新宿に4発圧勝で今季首位発進の沖縄SVと、昨季2位も今季黒星発進のブリオベッカ浦安。

昇格2年目どうしの一戦はゴールレスで迎えた90分、沖縄がロングスローからこぼれ球に詰めたMF有田朱里の得点で先制。1-0と勝利し、沖縄は地域リーグ時代含め、対浦安初白星となった。

◇高知 1-0 青森
開幕戦でヴィアティン三重を3-0と一蹴した高知ユナイテッドSCと、GK廣末陸の試合終盤PK弾で勝ち点1を拾ったラインメール青森。

強い雨が降りしきるなか、一進一退の展開で迎えた80分、高知はカウンターの流れから、右サイドバックのDF吉田知樹がボックス右角から右足を振り抜き先制点。この1点を守り抜き、高知が昨季2戦2敗の青森から3年ぶりに勝利を挙げた。

◇V三重 4-0 新宿
開幕戦で躓いたJリーグ参入を目指す両チーム。V三重は高知に蹴散らされ、北嶋秀朗新監督率いる新宿はホームで昨季最下位の沖縄に粉砕された。

新宿にとっては悪夢の開幕2試合に。この日も21分にV三重に先制を許すと、前半終盤にも追加点を献上…後半もさらに2失点を喫し、72分時点で開幕戦と同じ大量4失点に。反撃も叶わず、2試合連続となる0-4で敗れている。

今季初白星のV三重にとっては充実の一戦に。西日本一帯の天候が優れなかったなか、ホーム初戦で1327人の観客動員を記録。来季のJ3参入を見据え、ここから集客も伸ばしていきたい。まずは上出来の数字と言えるだろう。

◇鈴鹿 3-1 滋賀
心機一転「アトレチコ鈴鹿」に生まれ変わった鈴鹿と、Jリーグからの大型補強に今季へ懸ける並々ならぬ本気度を感じさせるレイラック滋賀。

滋賀は開幕戦で栃木シティに勝利も、早くも第2節で今季初黒星。9分にクリアボールを拾われたところから先制を許すと、27分にも自陣深くでの不用意なパスミスから2点目、さらに45+2分にも3点目を献上…前半で3点ビハインドに。

堪らずハーフタイムで3枚替えを敢行し、投入された1人のMF南拓都は横浜F・マリノスから今季完全移籍加入の新戦力。その南が54分に強烈ミドルを突き刺して1点を返すも、反撃もここまでとなった。

◆第2節結果
3月17日(日)
沖縄SV 1-0 ブリオベッカ浦安
高知ユナイテッドSC 1-0 ラインメール青森
ヴィアティン三重 4-0 クリアソン新宿
アトレチコ鈴鹿 3-1 レイラック滋賀
ソニー仙台FC 2-0 ヴェルスパ大分
横河武蔵野FC 3-1 ミネベアミツミFC

3月16日(土)
栃木シティ 2-1 FCティアモ枚方
FCマルヤス岡崎 1-1 Honda FC

◆順位表
1位 沖縄SV | 勝ち点6 | +5
2位 高知ユナイテッドSC | 勝ち点6 | +4
3位 アトレチコ鈴鹿 | 勝ち点6 | +3
4位 横河武蔵野FC | 勝ち点4 | +2
5位 Honda FC | 勝ち点4 | +1
5位 FCマルヤス岡崎 | 勝ち点4 | +1
7位 ヴィアティン三重 | 勝ち点3 | +1
8位 ソニー仙台FC | 勝ち点3 | +1
9位 レイラック滋賀FC | 勝ち点3 | ±0
10位 栃木シティ | 勝ち点3 | -1
11位 FCティアモ枚方 | 勝ち点1 | -1
12位 ラインメール青森 | 勝ち点1 | -1
13位 ミネベアミツミFC | 勝ち点1 | -2
14位 ブリオベッカ浦安 | 勝ち点0 | -2
15位 ヴェルスパ大分 | 勝ち点0 | -3
16位 クリアソン新宿 | 勝ち点0 | -8

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