「世界バラ会議」を来年に控える広島県福山市で、これまでの開催国にちなんだ履き物などの展覧会が開かれています。
世界バラ会議はバラの研究者らが参加する国際会議で、1971年に第1回がニュージーランドで開催されて以降、これまで14か国を巡ってきました。
来年の福山大会の機運醸成を図ろうと、会場には各国の履き物や玩具が展示されています。
こちらは1枚の動物の皮から作られた「モカシン」と呼ばれる靴です。ビーズを使った刺しゅうが特徴的です。
「ミュール」は、17世紀にイギリスで作られた室内履きで、高貴な女性たちが履いていたということです。
松永はきもの資料館 大塚智子 さん
「(履き物の)台はコルクと木でできていまして、それに革を覆って、その上から絹の柔らかい布で覆っております」
前回の開催国オーストラリアにちなんでは、カンガルーの毛で作られたカモノハシのぬいぐるみなどが並んでいます。
この展覧会は来年6月1日まで開かれます。