銀座の駐車場は「1時間3300円」!? ほかの地域と比べてどれだけ高い? 駐車料金を比較

銀座の駐車料金が高い理由は

駐車場の利用料金は場所によって変わるため、一概にいうことはできませんが、本記事では銀座で駐車する場合の料金目安として、銀座6丁目にある「銀座6丁目第4駐車場」の利用料金を参考にします。「銀座6丁目第4駐車場」では、利用料金が全日10分550円かかるため、1時間で3300円の支払いが必要です。

そもそも銀座は、駐車料金の高いコインパーキングが多くありますが、その中でも銀座6丁目は日本を代表する繁華街かつ、高級ブランドの路面店が建ち並んでいるエリアであるため、銀座の中でも駐車料金が高くなりがちです。

コインパーキングの駐車料金は、運営形態や土地代、競合他社が運営する駐車場の利用料金など、さまざまな要因を考慮して決められています。

例えば、地主から土地を借りて駐車場を運営する場合は、地主に土地代の支払いが必要になるほか、運営会社が土地を借りて加盟店が運営を行っている場合は、土地代だけでなく、加盟店に加盟料を支払わなくてはいけません。安い料金設定では採算が取れない可能性もあるため、土地代が高額になりやすいエリアは、必然的に駐車料金も高く設定してある場合が多いのです。

ほかの地域の駐車料金はどのくらいか

参考までに、ほかの地域の駐車料金を紹介すると、東京駅の近くにある「サピアタワー駐車場(東京都千代田区丸の内1丁目7-12)」は全日30分400円(最大料金入庫後24時間以内3500円)です。

また、都心から離れた場所にある、立川駅近くの「立川柴崎3丁目駐車場(東京都立川市柴崎町3丁目4)」では、全日20分300円(最大料金入庫後6時間以内1200円、12時間以内1800円)となっています。一方、駅から離れた場所にある「立川錦町3丁目第3駐車場(東京都立川市錦町3丁目8-17)」では、月~金の8時~22時は20分100円(最大料金1000円)です。

同じエリアでも駅に近いほうが料金は高くなりやすい傾向があるでしょう。ただし、パーキングによって利用料金が異なるため、同じエリアでも値段の差がある点に注意が必要です。

銀座での駐車料金を安くするコツは

ショッピングの予定があれば、施設の駐車場を利用するのも1つの方法です。施設の駐車場であれば、お買い物金額に応じて「1時間無料」などの割引サービスを受けられる場合もあるため、それらを上手に活用するとよいでしょう。

また、短時間の駐車であれば、公営駐車場の利用も便利です。公益財団法人東京都道路整備保全公社が運営している公営駐車場は、30分未満であれば駐車料金が無料になるだけでなく、規定の低排出ガス基準・燃費基準を満たす車をはじめ、電気・天然ガス・水素自動車の場合は、1時間無料で利用できます。

駐車する場所を考えよう

銀座は、駐車場料金が高額になるパーキングが多数あるため、利用する際は料金をよく確認することが大切です。同じエリアであっても、設定料金はそれぞれの駐車場によって異なるので、少しでも安く抑えたい場合は、周辺の駐車場と比べるのもよいでしょう。また、本記事で紹介したように、施設の駐車場や公営駐車場を活用するのも駐車場料金を安くするコツです。

出典

三井のリパーク 銀座6丁目第4
三井のリパーク サピアタワー駐車場
三井のリパーク 立川柴崎3丁目
三井のリパーク 立川錦町3丁目第3

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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