パリ五輪日本代表・五十嵐カノア、世界最高峰ツアー第3戦は無念の逆転負け。フリーサーフィンでは“華麗なエア2発”でファン魅了!「かっこいい!」「GOカノア!」

現地時間3月17日、ポルトガル・ペニシェのスーパーチューボスビーチで行なわれたワールドサーフリーグ(WSL)2023チャンピオンシップツアー(CT)の第3戦『MEO Rip Curl Pro Portugal Presented by Corona』が閉幕。

男子はアメリカの若きエース・グリフィン・コラピント、女子は東京五輪フランス代表のジョアン・ディファイが今大会を制した。

日本の五十嵐カノアは、ラウンドオブ16でイタリアのレオナルド・フィオラバンティと対決。試合に決着が付いたのは終了間際、レオナルドが完璧なバレルをメイクして、9ポイントをスコアした。このライディングでレオナルドは逆転勝利。五十嵐は惜しくも敗退となり、今大会は9位でフィニッシュ。なお、同じく日本から出場しているコナー・オレアリーは、17位という結果になっている。

大会終了後、五十嵐は自身のインスタグラム(@kanoaigarashi)を更新。「次の国へ行く前に、ポルトガルで最後のサーフィンを」と綴り、フリーサーフィンのライディング動画をアップロードした。2020年7月に行なわれた、東京五輪サーフィン男子の準決勝でも魅せた“エア2発”をこの日も華麗に、そして軽々とメイクした。
五十嵐の圧巻のライディングをチェックしたファンからは「かっこいい!」「GOカノア!」「パワーアップ!」「それを試合でみたい!」などと、コメントが寄せられた。

そんな五十嵐はおなじく17日、自身のインスタグラムのストーリーにゴルフ場で仲間とゴルフを楽しむ様子をアップロード。五輪予選が行なわれたプエルトリコから、今大会のポルトガルと連戦続きのなか、束の間の休息を楽しんだ様子だ。

また、3月21日の午前0時からは、五十嵐カノアの2023年を密着映像で伝えるドキュメンター特番「さらなる高みへ サーフィン 五十嵐カノア」がNHK BSで放映予定。今後の活躍にも注目していきたい。

構成●THE DIGEST編集部

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