西予・野村の「復興公園」が一部オープン 浸水深示すネット遊具など設置

どすこいパーク内の「自然と憩いのエリア」に設置された浸水深を示すネット遊具=13日午後、西予市野村町野村

 2018年の西日本豪雨で被災した愛媛県西予市野村地域中心部で整備が進む「西予市肱川河川沿い復興公園」(愛称・どすこいパーク)の一部が17日、オープンした。ヘリポートを兼ねた広場や浸水深を示すネット遊具などが設置されている。市復興支援室の和気伸二室長は「老若男女が集い、希望を創出する場所になってほしい」と思いを込める。

 公園は乙亥会館(同市野村町野村)近くの肱川両岸を4エリアに分けて市が2023年度から整備を進めている。今回一足早く完成したのが遊具や防災広場のある「自然と憩いのエリア」。天然芝のヘリポートやジンダイアケボノ8本を植樹した「さくらの丘」、全長7.5メートルの支柱を赤と青の色で区切り西日本豪雨時の浸水深4.9メートルを示すネット遊具などを備えた。

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