「クラブチームのようにやれる」鄭大世が北朝鮮代表の独特な強化システムを明かす!

元北朝鮮代表FWの鄭大世氏が、3月17日に日本テレビ系列で放送されたスポーツバラエティ番組「サンデーPUSHスポーツ」に出演。北朝鮮代表について語った。

番組では、北朝鮮のサッカー事情を紹介。首都の平壌市に全寮制のアカデミーを設置し、9歳から15歳の有望株を全国から集め、イタリアから指導者を招き、育成を進めているという。

国内にプロリーグはないものの、アマチュアリーグに北朝鮮代表チームが参加。代表以外のチームでプレーする将来性ある選手は、代表からスカウトされる対象に。独自のシステムに、共演者からは驚きの声が上がる。

代表チームが国内リーグに参戦するメリットについて、鄭大世氏は「代表は戦術を浸透させにくいじゃないですか。でも、代表が常に活動しているので、監督がやりたいことをクラブチームのようにやれるので、その強さはあります」と語る。

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また、サッカー好きで知られるお笑いコンビ・ぺこぱのシュウペイさんから選手の気持ちを問われると、鄭大世氏はこう答える。

「みんな負けず嫌いだから、その試合に勝ちたいと思っている。観客も常に満員。国技がサッカーですから。報酬というよりも名誉のためにみんなが戦うというのが強いですかね」

日本はワールドカップ・アジア2次予選で、3月21日に国立で、26日に平壌で北朝鮮と対戦する。難敵相手に連勝を収められるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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