中国大使、人権問題での立場を説明 国連人権理事会

中国大使、人権問題での立場を説明 国連人権理事会

国連ジュネーブ事務局。(2月29日撮影、ジュネーブ=新華社記者/石松)

 【新華社ジュネーブ3月17日】中国在国連ジュネーブ事務局・スイス国際機関代表部の陳旭(ちん・きょく)大使は15日、第55回国連人権理事会で発言し、中国の人権事業の発展成果と人権問題での立場を次のように説明した。

 中国は常に世界の人権ガバナンスに積極的に参加し、国際的な人権対話・協力を推進してきた。各種の人権を同等に重視し、均衡を図り、経済的、社会的、文化的権利と発展の権利の履行を急ぐよう一貫して主張してきた。前回の人権理事会では中国を含む80カ国が共同提案した経済的、社会的、文化的権利に関する決議が全会一致で採択された。われわれはこの決議が効果的に実行に移され、持続可能な開発の促進に貢献することを望んでいる。

 平和と発展、人権の三本柱は相互に補完し合うものであり、一方を欠くことはできない。国連の各機関が権限に基づき協力を強化することを希望する。国連の人権機関は公正かつ客観的に業務を行い、非選択性と非政治化の原則を守り、各方面が建設的に交流し、協力するプラットフォームを構築しなければならない。

 中国政府は常に「人民中心」を堅持し、人権事業が歴史的な成果を収めるよう推進してきた。中国は各方面とともに「すべての人が人権を享受する」という崇高な目標の実現に向けてたゆまぬ努力をしていきたいと考えている。

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