サッカーファンが「ヨーロッパの旅で訪れるべき13のスタジアム」

ヨーロッパに行くということは、文化の詰まった都市で世界最高のサッカーを観戦できる機会に出会うという意味でもある。

世界には本当に魅惑的なサッカースタジアムが多いもので、ヨーロッパはそれほど広くない場所に多くの見るべき施設がある。

今回は『Planet Football』から「ヨーロッパ旅行をするサッカーファンが訪れるべき13のスタジアム」をお送りする。

サンティアゴ・ベルナベウ

使用しているクラブ:レアル・マドリー

スペインの首都マドリッドを訪れるならば、サンティアゴ・ベルナベウに行かない理由はない。現在行なわれている改装が終了したら、さらにその価値は高まる。

サッカーの歴史上最も輝かしいクラブであるレアル・マドリーの試合を観戦することは、一生のうちに一回はやりたいものである。伝統に彩られるこの施設にはスーパースターの足跡が溢れている。

また、現在進歩を続けているレアル・マドリー女子の試合を観戦するのも簡単だ。マドリッドに訪れたサッカーファンは忙しい日を過ごすだろう。

カンプ・ノウ

使用しているクラブ:バルセロナ

ヨーロッパにおいては1つの国の複数のクラブを見るだけで数週間を過ごせる。素晴らしいサッカーと素晴らしいチームが無限に存在している。

ただスペインを訪れるならば、レアル・マドリーとバルセロナの両方に駆けつけたいところだ。カンプ・ノウも現在大規模な改修工事を行っており、完成すればファンにとって見逃せない訪問体験になるはずだ。

サッカー以外のところを見ても、バルセロナは素晴らしい街である。見逃せない場所がたくさんある。

サン・シーロ

使用しているクラブ:ミラン、インテル

ミラノに本拠地を置いているACミランとインテルは、「ジュゼッペ・メアッツァ」としても知られるサン・シーロからの移転を検討している。

したがって、イタリアのサッカーの聖地の一つであるこのスタジアムでミランとインテルの試合が見られるのはあとわずかな時間かもしれない。

かつては世界を席巻した最強クラブが愛した本拠地。その戦いを生で見ておくことは、サッカーファンにとって大きな価値のある体験だろう。

ヴェロドローム

使用しているクラブ:マルセイユ

南フランスの街にある印象的な6万7000人収容のスタジアム。もともとは1937年に自転車用の施設として作られたもので、近代的な改修を受けて非常に印象深いスタジアムとなっている。

そしてマルセイユはとても情熱的なチームであり、そのスタジアムには非常にアツいサポーターが詰めかける。ときに熱が入りすぎることもあるが、その応援の雰囲気は必見だ。

スポーツ以外にもマルセイユは美しい建物、美味しい食事、絵のように美しい港町がある。

スタディオン・アン・デル・アルテン・フォルシュテレイ

使用しているクラブ:ウニオン・ベルリン

今年EURO2024を開催するドイツには、素晴らしいスタジアムがたくさんある。選択肢は豊富であるが、首都ベルリンを訪れるならばアン・デル・アルテン・フォルシュテレイに行くべきだ。

ベルリンには魅力的な歴史があり、見どころがたっぷりだ。ヘルタ・ベルリンを見るという選択肢もあるが、ウニオン・ベルリンの雰囲気を楽しむべきだろう。

緑に囲まれた2万2000人収容のスタジアムは、雰囲気を何倍にも高めてくれるスタンディングテラスもある。チケットが安めなのも魅力だ。

ジグナル・イドゥナ・パルク

使用しているクラブ:ボルシア・ドルトムント

もっと有名なクラブを見たい、そしてチケットの価格にはこだわらないということであれば、ドルトムントを観戦するのは簡単な選択肢になるだろう。

「黄色い壁」があるジグナル・イドゥナ・パルクは、試合中にとても印象的なゴール裏の風景が見られる場所だ。

手頃な価格のビール、美味しい料理がある。ただいい席のチケットを入手することはかなり難しいかもしれない。

ヨハン・クライフ・アレーナ

使用しているクラブ:アヤックス

退屈することのない都市アムステルダム。その中にあるサッカーの歴史が詰まったヨハン・クライフ・アレーナは、旅行の計画を立てるなら必ず入れたい場所だ。

かつてのような強豪ではないかもしれないが、アヤックスのサポーターが象徴的なユニフォームを着てチャントを歌う光景は素晴らしいものだ。

若い選手たちがたくさん出場していることもあり、「あのときにみたあの選手が…」という未来もあるかもしれない。

フォルトゥナ・アレーナ

使用しているクラブ:スラヴィア・プラハ

派手な大都市が目立つ中で、チェコの首都プラハは地味な存在かもしれない。ただ予算をあまり使わずにヨーロッパのサッカーを楽しむならば素晴らしい場所だ。

スラヴィア・プラハとスパルタ・プラハのダービーマッチは世界でも有数の盛り上がりを見せるし、この街には6つものクラブの本拠地がある。

フォルトゥナ・アレーナには2万1000人の観客が入り、素晴らしい雰囲気を作れる。またグラウンドの側面にはマクドナルドのドライブスルーが入っている。

オールド・トラッフォード

使用しているクラブ:マンチェスター・ユナイテッド

我々がよく知っているオールド・トラッフォードは、そう遠くない将来に存在しなくなる可能性が高い。新しいオーナーが本拠地を新しくすることを願っているためだ。

マンチェスター・ユナイテッドはかつてのような強さからは程遠いものがあるが、このスタジアムが世界屈指のものであることに同意しない人はいないだろう。

今のうちに見ておかなければ永遠に見られないかもしれないサッカーの歴史だ。天気は良くないだろうが、マンチェスターのスタジアムとバーで過ごす週末も悪くはないはずだ。

アンフィールド

使用しているクラブ:リヴァプール

改修工事によって更に大きなスタジアムとなるリヴァプールの本拠地。マンチェスターからほど近いマージーサイドにあり、はしごすることも難しくない。

ただオールド・トラッフォードと同じようにアンフィールドのチケットも入手しにくいが、もし買うことができるのであればためらうべきではない。

ちょっとした休暇を過ごすのであれば最適な街だ。マンチェスターが気に入れば、リヴァプールも気に入るだろう。

ヘンリク・レイマン・スタジアム

使用しているクラブ:ヴィスワ・クラクフ

手頃な価格で旅行を楽しめるポーランド。レフ・ポズナンの雰囲気も素晴らしいものがあり、首都ワルシャワも非常に豊かな都市である。

しかしサッカーと楽しいライフを過ごすのであれば、ヴィスワ・クラクフの本拠地であるヘンリク・レイマンを選ぶと良いだろう。

サッカーの歴史が詰まったクラブであり、華やかなスタジアムだ。クラクフには素晴らしい料理があり、豊かな文化も散らばっている。ビールも安くて美味しい。

パルケン

使用しているクラブ:コペンハーゲン

このところチャンピオンズリーグでも注目を集めることが多くなってきたFKコペンハーゲン。昨年11月にはマンチェスター・ユナイテッドを撃破した。

その印象的な試合が行なわれたのがこのパルケンだ。コンパクトなサイズで、コペンハーゲンのサポーターが寄せ合うように試合を盛り上げる。

十分なお金と最高のファッションで楽しむべきだ。デンマークの首都コペンハーゲンはとてもスタイリッシュな街である。

ボーダフォン・アリーナ

使用しているクラブ:ベシクタシュ

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トルコではガラタサライやフェネルバフチェのほうが有名かもしれないが、イスタンブールで2016年にオープンしたベシクタシュの本拠地は素晴らしい景色を見られる新しい施設だ。

イスタンブール港の直ぐ側にある「ボーダフォン・アリーナ」は、そのボスポラス海峡と友にトルコの熱狂的なサポーターの応援と雰囲気を楽しむことができる場所だ。

美しいモスクや美術館、バー、美味しいトルコ料理もある賑やかなイスタンブール。しかも手頃な価格で過ごすことができるはずだ。

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