【サッカー日本代表】北朝鮮戦スタメン予想。田中碧がキーマン、久保建英は“主戦場”右ウイングか。三笘薫不在の左MFは…

序列二番手だった中村敬斗がやや調子を落とす。

[北中米W杯 アジア2次予選]日本代表 – 北朝鮮代表/2024年3月21日19:23/国立競技場

サッカー日本代表(SAMURAI BLUE) が3月21日の北中米ワールドカップ(W杯)アジア2次予選の第3戦、北朝鮮代表と国立競技場で対戦する。26日には平壌(金日成競技場)でアウェーゲームに臨む。

グループBで日本は2連勝(10得点・0失点)の勝点6で1位。対する北朝鮮は1勝1敗(6得点・2失点)の勝点3で2位。FIFAランキングは日本18位(アジア1位)、北朝鮮114位(同20位)。

女性2人からの虚偽疑惑報道に揺れる伊東純也、背中(腰)を傷めた三笘薫と両ウイングの主力、さらに負傷明けであるセンターバックの冨安健洋、加えて左サイドバックで再びレギュラーを掴みつつあったがヒザの側副靭帯を傷めた中山雄太も不在に。アジアカップで結果を残せなかった攻撃陣や中盤の組み合わせに、どのようなテコ入れを図るのか。森保一監督の判断が注目される。

アジアカップでは、2列目(インサイドハーフ、センターハーフ)からの飛び出しがほとんどなく、守備を固める相手を混乱させる機会も限られた。それだけに大胆にゴール前へ入って得点に絡める田中碧はキーマンになりそうだ。あるいは守田英正が指摘したように、攻撃面の”決まりごと”を定め、チームとしての意図やコンセプトの感じられる試合を見せてもらいたいところでもある。

今回、久保建英は右ウイング(右MF)での起用になるか。直近のアジアカップなどトップ下で起用されてきたが、強いプレッシャーを受けるとボールの失い方が悪く、一気にピンチも招いてきた。レアル・ソシエダでも、そのリスクを回避するため、右ウイングあるいは2トップで起用されてきた。日本代表が本気で世界一を目指すのであれば、森保監督も、ソシエダのイマノル・アルグアシル監督のその発想やアイデアを受け入れてみるのも一手かもしれない(強豪相手にこそ試したいが……)。

三笘不在の左ウイングだが、序列二番手になりつつあった中村敬斗が、所属のスタッド・ランスで現在控えに回っている(今回選出されなかった伊東純也がウイングやFWでフル稼働している状況にあった)。

むしろアジアカップ以降、中村の調子が上がらずにいるのは懸念材料の一つ。この北朝鮮戦でキッカケを掴み、スカッと結果を残すことも期待される。

一方、セルティックFCの前田大然が同ポジションで、カップ戦ではあるが直近の試合でハットトリックを達成している。所属先のようなほぼFW的な起用になれば、その持ち味であるスピードがより生きそうだ。

一時は活況だったFW陣だが、上田綺世はいまだリーグ戦1ゴールにとどまっている。浅野拓磨か上田、調子の良いほうが起用されることになるだろうか。

そしてまだ絶対的な信頼を勝ち得ていない板倉滉だが、アジアカップ準々決勝イラン戦の汚名挽回なるか。今回は他のポジションで入れ替わりがあるだけに、むしろ”新たな軸”として存在感を示したい。

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そして大迫敬介の復帰したゴールキーパーの人選も注目される。所属先での活躍ぶりを見ると、現在は鈴木彩艶よりも大迫がリードしているか。

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